肌に良い食べ物とは?ビタミンの肌への効果

今回は体の中から綺麗になっていこうということで、肌にいい食べ物をご紹介していきます。

ニキビ

肌の1番大きな働きは、汗や老廃物、皮脂などのいらないものを外に出していくことになります。
そのため、肌に塗ったものを全て吸収するというのは、肌の役割ではないのです。
肌に塗ったものは、皮膚の浅いところには浸透するのですが、皮膚の深い所にぐんぐん入っていくことはないです。

肌というのは、どちらかというと吸収するよりは排泄、外に出していく器官になります。

肌にいいものをどうやって中に取り入れたらいいのか?

食べ物として食べて胃で消化し、小腸・大腸など体の中の方から吸収していくことが必要です。せっかく吸収するのであれば、肌に良いもの取りたいです。

今回は肌に良い成分を説明していくのですが、その中でも私自身が特に肌に良いと考えている、7つについてご説明していきます。

・ビタミンB2
・ビタミンB6、
・ビタミンB12
・ビオチン、
・ビタミンC
・ビタミンA
・ビタミンE

ビタミンB2、B6、B12について

ビタミンB2、B6、B12は「ビタミンB群」などと呼ばれています。
これらのビタミンは、体の代謝を進めたり・細胞を育てたりという「整えるビタミン」と思っていただくと良いです。

ビタミンB2

ビタミンB2が不足すると、口角炎や皮膚が炎症を起こしガサガサになってしまったりします。またビタミンB2は、脂質の代謝を進めたり助けたりするため、調整がうまくいかずに皮膚から脂が多量に出てしまうい「脂漏性皮膚炎」という症状を起こしたりもします。

どちらかというと、ビタミンB2は「細胞の再生係」と言われており、皮膚や粘膜が育つために必要なビタミンと考えられてます。

ビタミン

食べ物としては、うなぎ、カレイ、卵、納豆、様々なお肉の種類のレバー、アーモンドなどによく含まれています。

脂質の代謝がうまく回らないと、ニキビにも悪影響が出ます。脂が多く出ることで出てニキビが悪化する可能性も起こり得ます。
ニキビで悩んでいる人は、ビタミンB2をたくさん摂取することをオススメします。

ビタミンB2のエネルギー消費が多い方は、体の中でビタミンB2を多く使ってしまうため、スポーツをする人や体が成長期にある人は、ビタミンB2が不足しがちになります。
体を作る時期にあたる思春期には、ニキビだけでなく体ができるためにも、ビタミンB2は必要です。

ビタミンB6

体の中の様々な代謝に働きます。
タンパク質やコラーゲンを作ったり、体の中で様々な物質が作られるのをお手伝いをするビタミンになります。

ビタミンB6も不足すると、ビタミンB2と同じく肌荒れを起こしたり脂漏性湿疹を起こしやすくなります。

ビタミンB6

ビタミンB6が多く含まれている食品としては、アジ、サケ、牛肉のレバー、牛乳などに多く含まれています。

ビタミンB12

ビタミンB12は細胞が増殖するのに働くビタミンです。
体を作っていくときや、肌の再生が必要な時に重要なビタミンになります。

ビタミンB12

ビタミンB12が多く含まれている食品としては、レバー、あさり、海苔、牛肉、いわし、たらこ、貝類のカキなどです。

これらのビタミンB群が、肌の脂質を抑えてくれ口角炎などの炎症を抑えてくれるビタミンになります。

ビオチン

ビオチンというビタミンがあるのですが、ビオチンもビタミンB群に似た仲間のようなビタミンになります。

ビオチンというのは、不足すると肌荒れや湿疹、髪の毛が抜けやすくなったり白髪が増えたりなどします。
皮膚の細胞の機能を正常に保ってくれる働きをするビタミンです。

またコラーゲンを生成するビタミンのため、肌の湿疹や肌荒れがひどい場合は、ビオチンを多めに摂取すると肌の機能が正常に保たれていく印象があります。

ビオチン

ビオチンが含まれている食べ物としては、先ほどから何回も出てますがレバー、牛乳や卵、ナッツ、しいたけなどになります。

卵についてですが、卵の中には卵白と卵黄があります。ビオチンが多く含まれるのは卵黄の方になります。

卵白にはアビジンというビオチンが体に吸収されるのを阻害してしまう成分が含まれています。
卵を生で食べてしまうと、アビジンの働きで黄身にビオチンが多く含まれてるのに、うまく吸収されなくなってしまいます。
卵に関しては熱を通すと、アビジンは働かなくなりますので熱をしっかりと通して食べることをオススメします。

以上がビタミンB群についての説明になります。

ビタミンC

ビタミンCの印象としては「肌に良い」「肌の老化防止」「シミ予防・シミ改善」など、とにかく良いビタミンのイメージがあると思います。
イメージとしてはそのままで良い思います。

ビタミンCは私自身も、ビタミンの中でも最強な「スーパービタミン」と思っています。
ビタミンCはコラーゲンを生成してくれたり、抗酸化作用というのがとても強いです。抗酸化作用があるため、シミを改善してくれる力があるのです。

また抗酸化作用だけではなく、「活性酸素」という体の毒になるものが体の中で作られた時に、活性酸素を減らす作用もしてくれます。

ビタミンCについて説明するには本来であれば、1〜2時間欲しいくらいです。
そのくらいビタミンCは様々な働きをしているのです。

ビタミンC

ビタミンCが多く含まれてる食品は、果物や野菜になります。
その中でも、果物では柿やいちご、みかんやレモンなどの柑橘類、野菜だとブロッコリーやトマト、ピーマンなどに多く含まれてます。

それだけではなく、意外にもさつまいもじゃがいもにも多く含まれているのです。
さつまいも、じゃがいもに含まれるビタミンCは、熱を通しても壊れにくいため、食事に取り入れやすいビタミンです。

今まで説明をしたビタミンB群・ビオチン・ビタミンCは、全て水溶性のビタミンで、水に溶ける性質のあるビタミンになります。

これらは残念ながら体の中に溜め込むことができません。
食べたら何時間後かには尿と一緒に排出されてしまうビタミンになりますので、1度にたくさん摂るというよりは、食事のたびにビタミンを多く含むものを摂ったり、こまめにビタミンを摂ったりすることがオススメです。

ビタミンAとビタミンE

ビタミンAとビタミンEは水溶性のビタミンと違い、「脂溶性」といって脂に溶けるタイプのビタミンになります。

脂に溶けるということは、体の脂肪細胞の中に溶け込むため体の中に若干の貯蔵が利きます。

ビタミンA

私は個人的にはとても好きなビタミンです。
様々なビタミンの働きがある中で、どちらかと言うと攻めのタイプのビタミンと思っています。

肌のターンオーバーを正常にしてくれ、目や皮膚を健康に保ってくれるビタミンになります。
分かりやすく説明をすると、ニキビの時は角質が厚くなり角栓ができ、毛穴が詰まります。毛穴が詰まる原因は、皮膚のターンオーバーが進みすぎてしまい、角質が厚くなり、本当は垢となって落ちるものが落ちなくって詰まってしまっているのです。

ニキビができている時には、ターンオーバーが進みすぎるのを抑え、正しいスピードにするという意味で、ビタミンA誘導体の薬を使うことがあります。

反対に、年齢とともに肌の新陳代謝が遅くなり、ターンオーバーも遅くなります。
そうすると本来であれば2週間程で剥がれ落ちる段階にある細胞が、3週間も4週間もゆっくりと細胞として残ってしまうのです。
肌の新陳代謝が落ち、肌のみずみずしさやキメの細かさハリといったものが、細胞レベルでなくなってしまうのです。

そのためビタミンAは、新陳代謝が落ちターンオーバーが遅れている肌を、正常なところに持っていくことにより、ハリのある若々しい肌にしてくれる攻めのビタミンなのです。

ビタミンA

ビタミンAが多く含まれる食品は、レバー、バター、卵の卵黄、うなぎになります。
他にも緑黄色野菜の人参や小松菜、モロヘイヤ、春菊などの色の濃い野菜によく含まれています。

ビタミンE

ビタミンEに関しては、肌にどのような働きをするのかご存知ない方も多いかと思います。
しかし、ビタミンEは非常に肌にとって大切なビタミンになります。

その理由として、とても強い抗酸化作用を持っているからです。私は、このビタミンEは「守りのビタミン」と思っています。

抗酸化作用がどのようなものかと言うと、例えば脂は人間にとってとても大事なものなのですが、脂が酸化すると様々な悪さをします。
ビタミンEは、脂が酸化するのを防いでくれるビタミンになります。

1つの例で言うと、「細胞膜」という膜で細胞は守られてるのですが、細胞膜に紫外線が当たると活性酸素が多く発生します。
この活性酸素をビタミンEが倒し、紫外線から細胞や肌を守るためによく働いてくれるのです。

それだけではなく、ビタミンEは血流を促進する働きもあるため、そういった意味では肌の血流が良いと細胞の新陳代謝が良くなります。

ビタミンEは、紫外線から守ってくれ新陳代謝を高めてくれる、肌を守る働きのあるビタミンなのです。

ビタミンCとは少し違う作用で、シミにも効果があるのですが、ビタミンEは紫外線から守るという意味で、日焼けから肌を守ってくれるビタミンです。

ビタミンE

ビタミンEが多く含まれる食品は、卵、アーモンド、オリーブオイルやひまわりオイル、アボカドや大豆、うなぎ、かぼちゃ、ほうれん草などになります。

ビタミンまとめ

ビタミンB群は「整えるビタミン」
ビタミンCは「スーパービタミン」
ビタミンAは「攻めのビタミン」
ビタミンEは「守りのビタミン」

になります。

ビタミンは体の中で作り出せないため、必ず食べ物から摂っていかないといけないものになります。
ビタミンが不足していると様々なトラブルが起き、肌は綺麗になりません。
普段から摂取することを心がけていただけたらと思います。

肌に良い食べ物とは?ビタミンの肌への効果

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