シミレーザー治療(フラル式)
従来のレーザー照射と比べ「確実に・早く・副作用なく」シミを取ることができる治療が「フラル式シミ治療」です。
フラル式シミレーザー治療で使用するレーザーについて
当院では、シミ治療にQスイッチ付き/ピコセカンドYAGレーザーを使用しています。
フラル式シミレーザー治療の全体の流れ
正確なシミの診断を行うため、メイクをしている患者様には、洗顔ブースにてメイクを落としていただきます。
(化粧下地、日焼け止めのみの患者様にも洗顔をお願いしております)
また、肌画像診断システム re-Beauを使用し写真撮影を行います。
(シミの診断を行うために写真でお肌全体を撮影します) その後、前処置を行い、レーザー照射します。レーザー照射にかか時間は5〜20分です。(シミの数により多少かかる時間に変動があります。)
治療
レーザー照射終了後、数分間治療部位の冷却を行います。
レーザーのダメージによる炎症や感染予防のため、照射部位に軟膏・茶色のテープを貼る処置を行います。
茶色のテープは、治療当日より貼付けていただきます。
治療後11~20日:アフターケア
新しくできたメラニンを素早く消し去る効果がある内服薬と軟膏、ビタミンC誘導体美容液(レアセラム)を塗り、シミのぶり返しを最小限に抑えるためのケアをおこなっていただきます。
ただ照射するだけじゃない、フラル式シミレーザー治療が効果的な理由
意外に思うかもしれませんが、シミ治療は「○○レーザー」を使ったからきれいに取れる!というものではありません。
当院でもシミ治療に最新のピコレーザー、黒や茶色に一番効果的といわれるルビーレーザー、ルビーレーザーよりも副作用の少ないアレキサンドライトレーザーなど、さまざまなレーザーを試してきましたが、シミは取れても、どれも治療後の「炎症後色素沈着」という副作用が出ます。
どうも機械の種類や波長、パルス幅(ナノ秒・ピコ秒)などの違いであまり効果の差は見られないという印象でした。
- 照射方法
- 前処置
- アフターケア
この黄金律治療(フラル式シミ治療)を施術するために、表面のシミに効果が高く、あざ・肝斑の治療もできるバランスの良い波長としてYAGレーザーを当院では採用しています。
フラル式シミレーザー治療の症例写真
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シミ治療はただレーザー照射しただけでは4割が失敗する
フラル式シミ治療をご覧になって、一般的に行われているレーザー治療より手間がかかるなと感じられたかもしれません。
でも、シミ治療を成功させるには、
・レーザー照射
・アフターケア
の3点セットが必要です。
他院でのシミ治療後にご来院された患者様たちからは、「シミはレーザーで簡単に取れると思ったのに、取れなかった。」「思ったよりもすぐに取れない。」このような声が多く聞こえます。
この、イメージとのギャップは 「シミ取りレーザーを照射するだけで終了」 「シミ治療は簡単!」 などと、うたっているクリニックが多いからかもしれません。
確かに、シミ取りレーザーを照射するだけであれば、メイクを落として、痛み防止に冷やしながらシミの部分に、パチパチとレーザーを照射、その後も特別な処置は不要でわずか数分で終了! だといえます。
確かに治療の流れは患者様のイメージそのままです。
でも問題は、「レーザーでせっかくシミが取れても色が戻ってくる」ことです。
それも100人治療したら、そのうちの30~40人がすぐに再発するという現状があるということです。
簡単にシミ取りレーザーを受けたけれど、40%近くの人が失敗するのであれば、おすすめの治療だとはいえません。
一方、フラル式シミ治療は、100人治療したら再発する方は2、3人…つまり97%の方には、1回で再発しないレーザー治療になっています。
少しの手間で、よりきれいな結果が得られるということです。
シミはレーザーで1度は取れる…が再発は治療から2ヶ月かけて
シミの多くは、強いシミ取りレーザー治療1回でとれます。
しかし、強いパワーで治療すればするほど肌に「炎症」が起き、治療から1~2ヶ月過ぎたころに、シミの部分に前と同じように茶色の色素斑が出てきます。治療前のシミよりも濃くなるケースもあります。
せっかくレーザー治療を受けたのに、もともとのシミよりも濃い茶色の色素斑(炎症後色素沈着)になるのは残念ですよね。
炎症後色素沈着が起きる仕組み・ピコレーザーでも起きる
ではなぜ、その炎症後色素沈着が起きるのでしょうか?
シミ取りレーザー治療は、シミの茶色の色素(メラニン)にレーザーのパワーがはたらき、メラニンが破壊されて取れるという仕組みになっています。
このときに2つのことが起こります。
①破壊熱が起きる
②破壊刺激を肌が感じ取り、肌を守るために様々な炎症物質が集まる(炎症が起きる)
もともとは、①が炎症後色素沈着の原因だといわれていましたが、熱の反応を起こしにくいピコレーザーでも炎症後色素沈着が起きることから、②のほうが強く作用していると考えられます。
炎症後色素沈着を起こさないための仕組み
「炎症」をそもそも起こさない治療ができるとよい
先ほどの②の攻撃隊による炎症が起きるから、色素沈着を生じてしまう...
そこで、当院では炎症が起きる仕組みを、止めてしまう前処置を行ってからレーザー照射をおこないます。
あわせて、照射後も炎症を抑える薬を塗って、さらに、刺激(これも炎症のもと)を加えないようにテープで保護します。
できつつある色を素早く消し去るケア
可能な限り炎症を抑えることと同時に、メラノサイトが刺激されてメラニンができる…
新しくできたメラニンを素早く消し去る効果がある内服薬を、2ヶ月ほど内服することをおすすめしています。
さらに、メラニンを打ち消すために高浸透型ビタミンC誘導体の美容液を肌全体に使用します。
最近の当院の研究では、レーザー治療部位だけに美白剤を塗るよりも、お肌全体に高浸透型ビタミンC誘導体美容液を塗ったほうが炎症後色素沈着を抑えることができることがわかってきました。
もともと院内処方だった「高浸透型ビタミンC誘導体美容液」がついに一般販売!
結論
シミをきれいに取るには「シミレーザー + 前処置 + アフターケア」のフラル式シミ治療が、当院としては最適解だと考えています。
フラル式シミ治療の価格
※前処置代、アフターケア代金込み:内服薬別料金
※赤みが強い場合は再照射できない場合がございますのでご了承ください。
初回 | 2回目以降 | |
〜 直径 5mm | 5,500円 | 10,500円 |
〜 直径 10mm | 11,000円 | 16500円 |
〜 直径 15mm | 16,500円 | 21,500円 |
※20mm以上のシミは応相談
フラル式シミ治療を受ける前の注意事項
※トレチノインやレチノールが入った化粧品を使用している方で当院の治療をご希望の方は、来院までの1週間トレチノイン、レチノール化粧品の使用休止をお願いします。
※他クリニック及び民間療法にて1ヶ月以内に治療中、または治療後に、同部位の治療で当院にご来院される場合はお電話にて治療可能かをお問い合わせください。
フラル式シミ治療のQ&A
Q1)テープを貼りたくないですが、どうしても必要でしょうか?
A1)テープを貼ったほうが、早くきれいになるというデータが出ているためです(当院での検証結果より)
Q2)アフターケアは手間がかかりますか?
A2)アフターケアは、美容液&軟膏を塗るだけの簡単なお手入れです。ご安心ください。
Q3)アフターケアはハイドロキノンですか? かぶれたことがあり使えないので心配です。
A3)ハイドロキノンは使用しません。ビタミンC誘導体の美容液と医薬品を用います。