液体窒素療法とは、簡単に言ってしまえば皮膚の細胞を「凍らせる」「溶かす」を繰り返す方法です。
実際に使用する液体窒素は、マイナス196℃です。この超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、ウイルスに侵されている患部を急激に凍らせる(低温やけど)ことで、ウイルスが存在している皮膚の浅い部分の表皮細胞を破壊します。
液体窒素のよる治療のデメリットは炎症後色素沈着とよばれるシミができる可能性が非常に高いことです。
(液体窒素によるイボ治療でシミができてしまった例)

(液体窒素によるイボ治療でシミができてしまった例)

炎症後色素沈着(シミ)は、液体窒素療法を行った9割方のに見られる副作用です。
このシミは、
・イボが取れて1ヵ月ぐらいするとシミが出てくる
・取れるまでに半年~1年ぐらいかかる
・1~2㎜のイボを治療すると、イボよりも一回りも大きいシミになるという困った事態になります。
※色素沈着に関しては、長い方だと1年以上残る場合もあります。
自費の美白剤を使用して早めに取ることをオススメします。すぐに治療をするとなると、炎症後色素沈着は自費治療となるため、数万円~数十万円ほどの治療費がかかります。