ディフェリンゲルの正しい使用方法

 ニキビ治療によく使われる「ディフェリンゲル」について、正しい使用方法・効果が出るまでの使用期間などについて詳しくご説明します。
もくじ
Toggleディフェリンゲルの使用方法・使用量・使用期間
ディフェリンゲルは、一般的に1本15gの薬で顔をメインに使用するものです。
顔に使用した場合、1本で約1カ月はもつと言われています。
1回の使用量としては、顔全体に塗った場合、1FTU(ワンフィンガーチップユニット)という指の関節1個分ほどを指に取るようにしてください。
使用期間は2週間から1カ月ほど使っていきます。

ディフェリンゲルの塗り方は、ニキビが多数ある方、10代〜20代で脂が多く分泌されている方、顔全体にプツプツとニキビが出ている方は、顔全体に1日1回塗ることがおすすめです。
ディフェリンゲルを塗るときの注意点
ディフェリンゲルを顔に塗布する際に、気をつけていただきたいことがあります。
 目尻や口角といった皮膚の薄い部位やよく動かすところは、薬を塗ることによって反応が強く出て、場合によっては切れてしまうことがあります。
そのため目尻と口角は避けて塗るようにしてください。そういった意味では、頬なども面で広く塗ったほうが効果が出やすい薬です。
ディフェリンゲルの副反応
ディフェリンゲルは、塗ってすぐに効果が現れる薬ではありません。使用しはじめてから2〜3日経過すると少し反応が出てきます。
反応としては、2週間ほどは肌がカサカサしたり、赤みが出たり、ヒリヒリ感を感じたりなどの肌荒れしているような反応が出てきます。

反応が強すぎる場合は、ディフェリンゲルを毎日塗るのではなく、1日おきに塗るなどして薬を使用するペースを調整してみましょう。
また、別の方法としてはヒリヒリ感が強くなり薬を塗るのが辛くなってきた場合は、一度薬の使用を止め、ヒリヒリ感が治ってから再度使用をはじめ、またヒリヒリが強くなってきたら薬をストップしてというように使用していく方法もあります。
無理をして使用をしていくよりも、無理のない範囲で使用していくことが大切です。
ディフェリンゲルの副反応にまつわる注意点
クリニックによっては、ヒルドイドローションや保湿剤をディフェリンゲルと一緒に塗ってくださいと処方するクリニックがあるのですが、あまりおすすめできません。
確かにディフェリンゲルを使用するときに、一緒にヒルドイドローションも使うと乾燥やヒリヒリ感を抑えることはできます。しかし、ヒルドイドローションを塗ることで肌が脂っぽくなってしまい、ディフェリンゲルの効果自体を抑えてしまうことや、逆にニキビができてしまうことがあります。
ディフェリンゲルを使用してニキビ治療を行う場合は、ヒリヒリや赤みなどの副反応が伴うことを理解していただく必要があります。
また、保湿剤を使用しながらじゃないと耐えられないという方は、ディフェリンゲル以外の薬を使うことをおすすめします。
ディフェリンゲルの効果が現れるまで
ディフェリンゲルは、ニキビがあるところを中心にニキビ周辺も含めて面で塗った方が良いです。
理由は、ニキビができている周辺の毛穴も詰まりやすい状況にあるため面で広く塗るのが効果的なのです。
副反応が強すぎる場合は、毎日ではなく1日おきや2日おきに塗ったり、3日塗って4日休むなど、休み休みでも良いので細く長く止めないで使っていただきたいです。
「ニキビが治った」「毛穴の詰まりが取れた」
ディフェリンゲルを塗りはじめてから実際にこのような効果を実感できるまでは、1カ月ほどかかります。

1カ月ほど塗ってニキビがかなりなくなりキレイになった場合は、使い方を変えましょう。
ディフェリンゲルはニキビができる原因になる毛穴の詰まりを防ぐタイプの薬です。
そのため年齢や体質で毛穴が詰まりやすい方は、毎日塗っていたのを最終的には週1回くらいのペースで長く使用していくことが良いと思います。
薬をやめてしまうと毛穴の詰まりは再度できてしまうため、メンテナンスという意味でも週に1回ほどは使用するのがおすすめです。
全くニキビができなくなって3カ月ほど経つまではディフェリンゲルの使用を続けても大丈夫です。
この薬の良いところは、肌に対して必要な成分が入った薬のため長期間塗り続けても皮膚が弱くなったり、肌に悪影響を与えたりすることがありません。
皮膚に必要なものを補ってくれる薬なので、長期間で使用しても問題のない薬です。
<動画解説>ディフェリンゲルの正しい使用方法
この記事でご紹介した内容は、動画でもわかりやすくお伝えしています。
正しいニキビ治療やディフェリンゲルの使い方についてもっと知りたい方は、ぜひごらんください。
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