【医師監修】効果的なシミ取り|シミの種類・原因とケア方法

シミ取り

シミに悩む方は非常に多く、肌トラブルの検索では常に上位を占めています。シミ取りの施術も人気があります。

ただし、シミにはさまざまな種類があり、それぞれ原因や適切な対処法が異なります。

本記事では、皮膚科医の監修のもと、シミの正確な知識とシミ取りに効果的な方法を徹底解説します。

レーザー治療などの医療機関での治療法から、自宅でできる効果的なケア方法、さらには予防のための生活習慣まで、あなたのシミ悩みを解決するための情報を網羅的にお伝えします。

まずは簡単な「1分セルフ診断」でシミリスクをチェックし、あなたに最適なシミ取り対策を見つけましょう。年齢を重ねるほど増えていくシミだからこそ、今日から始められる正しいケアが重要です。

↓ササッと1分!シミのリスクをセルフで診断↓
シミリスクをチェックする

1. シミとは何か

シミとは何か  朝、鏡を見たときに、あれ?こんなところにシミが……なんて経験はありませんか?

日焼けしないよう十分に気をつけていたつもりなのに」とがっかりしてしまうことも。

シミは日焼けによる炎症だけが理由でできるものではありません。ホルモンバランスや肌の代謝リズムなど、さまざまな要因が関わって現れるものなのです。

ここでは、その“シミ”の正体をわかりやすく解説し、ほかの肌トラブルとの違いや、気をつけたいポイントをお伝えします。正しい知識と早めのケアで、シミのない美肌を手に入れましょう!

シミの定義とメカニズム

シミの定義とメカニズム

「シミ」とは、広く「肌にできる色素沈着の斑点全般」を指しています。皮膚科では「色素斑(しきそはん)」という言葉でまとめられることが多いです。そして、原因(遺伝、炎症、紫外線など)や見た目などから細かく分類されています。

シミといってもいろいろですが、すべての共通点として挙げられるのが「メラニン色素」です。肌にうっすらシミが現れたら、それは肌の中に“メラニン色素”がたまったサイン。肌は、紫外線や加齢、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣などの影響を受けると、「メラノサイト」という細胞が活発になってメラニンを作り出します。メラニンは、もともと肌を守るための色素です。しかし、ダメージが続いたり、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)のリズムが狂ったりすると、スムーズに排出されず、肌の奥にとどまってしまうことがあります。

さらに、ニキビや虫刺されの跡が茶色調に残る「炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)」も、立派なシミの仲間。紫外線ばかりが憎まれ役になりがちですが、女性ホルモンの変化やストレス、肌のこすり過ぎなど、思わぬところからシミが現れることもあるんです。

つまり、シミは「日焼けの跡がそのまま色素沈着したもの」と思われる傾向がありますが、じつはいろんな原因が絡んで肌に“色ムラ”を作り出す現象のことだと捉えると良いでしょう。

少し複雑ですが、ここをしっかり理解しておくと、シミの予防やケアで一歩リードできます。シミとは何か、その実態を知って早めに対策することが、キレイな肌を叶える近道です。

他の肌トラブルとの違い

くすみやクマ、ニキビ跡なども、パッと見は“肌の色が変わる”点でシミと混同されがちです。しかし、原因や仕組みはそれぞれ異なります。

また、シミの1つに、肝斑があります。これは頬骨周辺や額に左右対称にもやっと広がる薄茶色のシミです。境界が不明瞭で蝶型に広がる特徴があり、治療にはトラネキサム酸の内服や低出力レーザーが用いられ、通常のシミ治療とは異なるアプローチが必要です。

シミと他の肌トラブルとの違い

  • [くすみ] … 肌全体の透明感が落ちたり、血行が悪くなって肌が暗く見えてしまう状態のこと。
  • [クマ] … 目の周りの血行不良や、皮膚の薄さが関係しているケースが多い。茶クマはシミに近い。目の下限定。
  • [ニキビ跡] … 一時的に赤みが続いている段階であればまだ色素沈着とは別物。長いあいだ茶色調や濃い色味が消えないと「炎症後色素沈着」としてシミに分類される。

このように、同じように見える肌トラブルでも、それぞれ原因やメカニズム、ケアの方法が異なるという点には十分に注意するべきです。

シミと勘違いして誤った対処をすることのないよう、まずは正しく理解してケアを進めていきたいですね。

シミの種類と特徴については、こちらを参考にしてください。

【ひとことコラム】シミが気になるお年頃っていくつから?

シミを気にする女性

「シミ=年配の悩み」というイメージがあるかもしれませんが、じつは20代のうちから紫外線ダメージが蓄積し始め、早い人なら20代後半~30代前半くらいで「気づいたらシミが…!」というケースも少なくありません。

とくに毎日通勤や通学で紫外線にさらされる方、日焼け止めを塗る習慣があまりない方は、注意が必要です。

また、ホルモンバランスが変わりやすい妊娠・出産期には、頬のあたりに肝斑(かんぱん)が出ることもあります。つまり「シミ=もっと先の話」ではなく、できるだけ若いうちから紫外線対策と正しいスキンケアを心がけることが、キレイな肌を守るためには大切なポイントなんです。

2. あなたのシミリスクを簡単セルフチェック!

シミチェック

あなたのいまの生活習慣などをベースに、シミになりやすいか知りたいですよね。 簡単にリスクをチェックできる診断を用意しました。

10の質問に「YES」か「NO」で答えてください。 回答が終わると、YESの数に応じて5段階でリスクを評価します。

シミリスク診断のための10の質問

質問1:日焼け止めを塗らずに出かけることが週1回以上ありますか?
→YES or NO

質問2:毎晩の睡眠時間が6時間未満になることがありますか?
→YES or NO

質問3:ストレスを感じやすいほうですか?
→YES or NO

質問4:敏感肌で摩擦に弱いほうだと感じる(言われたことがある)
→YES or NO

質問5:顔の左右どちらか一方だけに濃いシミがありますか?
→YES or NO

質問6:1日3時間以上、直射日光にさらされる機会がありますか?
→YES or NO

質問7:スキンケア製品を使用する際、肌に強くこすりつけるほうですか?
→YES or NO

質問8:喫煙習慣がありますか?
→YES or NO

質問9:野菜や果物の摂取が1日1回未満ですか?
→YES or NO

質問10:家族にシミが多い人がいますか?
→YES or NO

シミリスクの診断結果

「YES」の数によって、リスクレベルを診断してみましょう。

診断の結果、もしもリスクレベルが4以上の場合は、いますぐに無料カウンセリングを予約することをおすすめします。シミの対策は早いにこしたことはありません。

YESが0~2個:【リスクレベル1(低リスク)】

現状ではシミリスクは低い状態です。あなたの生活習慣や肌ケアは良好で、シミができにくい環境を維持できています。紫外線対策や栄養バランスの取れた食事、適度な睡眠など、健康的な生活習慣が身についているようです。

ただし、油断は禁物です。今後も継続して良好な習慣を保ち、定期的に自己チェックを行うことで、さらに肌の健康を維持できるでしょう。環境の変化や加齢によってリスクが上がる可能性もあるので、現状に満足せず、常に最新の肌ケア情報にアンテナを張っておくことをおすすめします。

YESが3~4個:【リスクレベル2(やや低リスク)】

シミリスクはやや低い状態ですが、少し注意が必要です。全体的には良好な生活習慣を保っているものの、いくつかの面で改善の余地があります。例えば、紫外線対策が不十分だったり、ストレスや睡眠不足が気になったりするかもしれません。これらの小さな習慣の乱れが、将来的にシミのリスクを高める可能性があります。

現時点では深刻な問題はありませんが、YES と答えた項目を中心に生活習慣を見直して、さらにリスクを下げるようにしましょう。予防は治療に勝ると言われますので、今のうちから意識的にケアを行うことで、将来の肌トラブルを防ぐことができます。

YESが5~6個:【リスクレベル3(中程度リスク)】

シミリスクは中程度で、注意が必要な状態です。生活習慣や肌ケアで気になるところがあり、このまま放置するとシミができる可能性が高くなります。紫外線対策、ストレス管理、食生活、睡眠習慣など、複数の面で改善の余地があるようです。特に、日焼け止めの使用や直射日光の回避など、紫外線対策は最優先で見直すべきでしょう。

また、ストレスや睡眠不足は肌の代謝を低下させ、シミの原因となる可能性があります。不安要素があるならば、いますぐに生活習慣の改善に取り組むことで、シミのリスクを大幅に低減できる可能性があります。自己流のケアだけでなく、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることも検討してみてください。

YESが7~8個:【リスクレベル4(高リスク)】

シミリスクが高い状態です。現在の生活習慣や肌ケアには多くの問題があり、早急な改善が必要です。紫外線対策、ストレス管理、食生活、睡眠習慣など、ほとんどの面で注意が必要な状況です。このまま放置すると、近い将来シミが発生したり、既存のシミが濃くなったりする可能性が高いでしょう。

特に紫外線対策は最重要課題です。もしここがおろそかになっているなら、日焼け止めの使用、日傘や帽子の活用、日中の外出を控えるなど、できることから始めましょう。また、ストレス解消法を見つけたり、バランスの取れた食事を心がけたりすることも大切です。

生活習慣の改善には時間がかかりますが、継続的な努力が肌の健康につながります。専門家への相談を強くおすすめします。皮膚科医や美容の専門家のアドバイスを受けることで、効果的なケア方法を見つけられるでしょう。

YESが9~10個:【リスクレベル5(非常に高リスク)】

シミリスクが非常に高く危険な状態です。現在の生活習慣や肌ケアには深刻な問題があると思われますので、すぐに対策が必要です。

紫外線、ストレス、不規則な生活、不適切なスキンケアなど、あらゆる面でシミのリスク要因が存在しています。このままでは、シミの発生や悪化が避けられない可能性が高く、他の肌トラブルのリスクも高まっています。

まず、生活習慣の抜本的な見直しが必要です。紫外線対策を徹底し、ストレス管理や睡眠の質の改善、バランスの取れた食事の摂取など、全面的な改善が求められます。

また、現在のスキンケア方法が適切かどうかも再検討する必要があります。この状況では、自己流のケアでは不十分な可能性が高いため、専門家への相談が不可欠です。皮膚科医の診断を受け、状態に応じた適切な治療やケア方法の指導を受けてください。

遺伝的要因も考えられるため、家族歴も含めて相談することをおすすめします。早急な対策と継続的なケアにより、リスクを低減させることが可能です。あなたの肌の健康のために、今すぐ行動を起こしましょう。

セルフ診断の結果、リスクレベルが4以上の方は、ぜひカウンセリング予約を検討してください。

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3. シミの種類と特徴

シミの種類

シミは一見同じように見えても、発生原因や特徴が異なる複数の種類があります。効果的なシミ取りを行うためには、まずご自身のシミがどのタイプなのかを知ることが重要です。

日光性黒子(にっこうせいこくし)または老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

主に40代以降に顔や手の甲などに現れる褐色の平らなシミです。長年の紫外線ダメージが蓄積することで発生し、徐々に濃くなったり大きくなったりします。数mmのものから数cmの大型のものまであり、長年放置すると疣状(いぼじょう)に隆起することがあります。

肝斑(かんぱん)

主に頬骨の高い部分に、左右対称の薄茶色のもやもやしたシミとして現れます。女性ホルモンの乱れが主な原因で、30代後半から50歳くらいの女性に多く見られます。妊娠中やピルの使用、更年期などにも発生・悪化することがあります。

雀卵斑(そばかす)

幼少期から顔や体に現れる1~4mmほどの小さな茶色の斑点状のシミで、遺伝的要素が強いとされています。紫外線を浴びると濃くなりやすく、春から夏には色が濃くなり、秋から冬には比較的薄くなります。

炎症後色素沈着

ニキビや虫刺され、湿疹などの炎症が治った後に残る褐色のシミです。メラニンが過剰に生成されることで発生し、通常は数ヶ月~半年ほどで自然と治ることが多いですが、紫外線や摩擦の刺激を受けると長引く場合があります。

関連記事:炎症後色素沈着についてはこちらから

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

頬骨の辺りに青〜灰色調の色素沈着として現れるもので、真皮層深くにメラニンが沈着することで生じます。

茶クマ

目の下に現れる茶色い色素沈着で、紫外線ダメージや加齢によるものが多いです。

各種類のシミによって効果的な治療法やケア方法が異なるため、自己判断が難しい場合は皮膚科での診断をおすすめします。特に、肝斑は日光性黒子と見分けるのが難しいケースがあるため、専門医の診断が重要です。

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4. シミを生み出す主な原因とは

シミは、肌の色素であるメラニンが過剰に生成され、肌の表面に沈着してしまうことで起こります。

紫外線をはじめ、ホルモンバランスの乱れや外部刺激など、さまざまな要素が重なり合うことでシミのリスクは高まります。不規則な生活習慣もシミのリスクを高める要因のひとつです(参考文献参照)。

とはいえ、どのような要因が自分に影響しやすいかを理解し、日々の生活で対策を講じれば、シミの発生や悪化を予防・軽減することも可能です。

紫外線

紫外線

紫外線はシミができる最も一般的な原因です。晴れた日だけでなく、曇りの日や冬の日でも紫外線は私たちの肌に当たっています。

特にUVA波と呼ばれる紫外線は窓ガラスも通り抜けて肌の奥まで届き、メラニンを作る「メラノサイト」という細胞を刺激します。この刺激によって過剰なメラニンが作られ、それが肌に留まることでシミとなって現れるのです。

日焼け止めや日傘、帽子などのUV対策は1年を通して欠かせません。特に夏場はこまめな塗り直しが重要です。帽子やサングラスを活用するだけでも肌と目を守る効果が期待できるので、外出時は忘れずに携帯しましょう。

ホルモンバランス

更年期

女性に多く見られる肝斑(かんぱん)をはじめ、ホルモンバランスの乱れがシミに影響を与えるケースも少なくありません。 妊娠や出産、更年期などでホルモンレベルが大きく変動するときにシミが濃くなりやすいほか、ストレスや睡眠不足などでホルモン分泌が乱れると、肌のターンオーバー(新陳代謝)が正常に働きにくくなります。

ホルモンバランスを整えるには、十分な睡眠やリラックスできる時間を確保することが大切です。軽い運動やマインドフルネスなどを取り入れて、ストレスを上手にコントロールすると同時に、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

外部刺激・摩擦

正しい洗顔

毎日の洗顔やクレンジングで、肌を必要以上にこすっていませんか?摩擦は表皮を傷つけ、炎症を起こした部分に色素沈着が進む原因となります。

肌が敏感な方は特に注意が必要です。ゴシゴシこするのではなく、泡でやさしく包むように洗い、タオルドライも押さえるように行うなど、なるべく負担をかけないようにしましょう。

また、合わない化粧品や、過度なマッサージも刺激となる場合があります。肌荒れや赤みが続くときは、スキンケアアイテムを見直すチャンスと考え、必要に応じて皮膚科医に相談してみることをおすすめします。

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不規則な生活習慣

不規則な生活習慣は、シミを含むあらゆる肌トラブルの温床と言えます。睡眠不足、偏った食生活、過度の飲酒や喫煙といった要素は、ホルモンバランスや肌のターンオーバーを大きく乱します。

メラニンの排出がスムーズに進まなくなるため、シミができやすい状態へと傾きやすいのです。

特に、食べるものは大切。シミ予防に効果が期待できるレシピを3つご紹介するので、ぜひ試してみてください。

シミ予防に役立つ!ビタミンCたっぷり朝食レシピ例

<シミ予防レシピ1>「パプリカとブロッコリーの彩りスクランブルエッグ」
●材料:卵2個、パプリカ1/4個、ブロッコリー適量、塩・こしょう少々、オリーブオイル適量
●作り方:パプリカとブロッコリーを食べやすい大きさに切り、フライパンで軽く炒める。そこに溶いた卵を入れ、塩・こしょうで味付けするだけ。
●ポイント:ブロッコリーやパプリカにもビタミンCが含まれており、シミ対策には欠かせない食材です。

<シミ予防レシピ2>「トマトといちごのビタミンサラダ」
●材料:トマト1個、いちご5粒、ベビーリーフ適量、オリーブオイルとレモン汁適量、塩・こしょう少々
●作り方:トマトといちごを食べやすい大きさにカットし、ベビーリーフと一緒にボウルに入れる。オリーブオイルとレモン汁、塩・こしょうで味を調えて完成。
●ポイント:いちごの甘味とトマトの酸味がほどよくマッチ。見た目も華やかで気分が上がります。

<シミ予防レシピ3>「シトラス&ヨーグルトのさわやか朝食ボウル」
●材料:プレーンヨーグルト100〜150g、オレンジ1/2個、グレープフルーツ1/2個、はちみつ適量(お好みで)、ミントの葉(お好みで)
●作り方:オレンジとグレープフルーツの皮をむき、食べやすい大きさにカット。ヨーグルトを器に盛り、フルーツとお好みではちみつをかける。ミントを添えれば完成。
●ポイント:柑橘類にはビタミンCが豊富なので、シミ予防にぴったり。酸味と甘みのバランスで爽やかな朝を演出できます。

シミ予防のおすすめ食材リスト

ビタミン豊富な食材

シミ予防に効果的な食事と生活習慣を頭に入れておくと、日々の献立を考えるときや咄嗟のときに便利です。項目別に整理しますので、参考にしてください。

●ビタミンCを多く含む食物
キウイフルーツ
いちご
アセロラ
パプリカ
パセリ
ゆず
レモン
ブロッコリー
キャベツ
ジャガイモ

●ビタミンA(βカロテン)を多く含む食物
にんじん
ほうれん草
かぼちゃ
チンゲン菜
ニラ
しそ

●ビタミンEを多く含む食物
ナッツ類
植物油
あんきも
かぼちゃ
オリーブ
うなぎ
豆類
アボガド

●エラグ酸を多く含む食物
ざくろ
ブルーベリー
ラズベリー
いちご
ぶどう

●リコピンを多く含む食物
トマト
スイカ
グレープフルーツ

さくらんぼ

●Lシステインを多く含む食物
牛肉
魚介類
牛乳
大豆
豆類
ほうれん草

●フラボノイドを多く含む食物
豆類
玉ねぎ
しそ
緑茶

シミなし美肌を目指すための1日の過ごし方

  • ・朝:早起きして軽く日光を浴びながらストレッチ。ビタミンC豊富な朝食を摂る。
  • ・昼:紫外線対策を徹底し、日差しの強い正午前後の外出はなるべく短時間に抑える。
  • ・夕方:ぬるめのお風呂でゆっくり身体を温め、肌の血行を促進。
  • ・夜:スマホやPCのブルーライトを避け、就寝1時間前にはリラックスタイムを設ける。十分な睡眠でホルモンバランスを整える。

こうしたライフスタイルを継続すれば、シミの原因を多角的に予防するだけでなく、全身のコンディションも整いやすくなるでしょう。

ストレッチする女性

シミは、一度できてしまうとなかなか消えない厄介な存在ですが、紫外線対策やホルモンバランスの調整、外部刺激への注意、不規則な生活習慣の改善などを意識することで、そのリスクを大きく減らすことができます。

特に毎日の食事や睡眠、ストレス管理は、シミ対策のみならず健康維持にも欠かせない要素です。小さな積み重ねが肌の調子を左右するからこそ、楽しみながら続けられる工夫を取り入れてみてください。

複数の要因が絡み合って発生するシミ……。だからこそさまざまなアプローチで予防・改善が可能です。ぜひ、ここで紹介したレシピや生活習慣のヒントを取り入れてみてください。

ただ、シミの原因は人それぞれ異なるため、自己判断だけでは適切な対策が難しい場合があります。お悩みの方は、専門家へのカウンセリングで自分に合った対策を相談してみるのもおすすめ。

当クリニックでは、シミの原因に合わせて、効果的な治療法やケア方法をご紹介していますので、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

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次項では、シミの治療や、ケア方法について詳しくご紹介します。

5. 【シミ取り】シミの治療・ケア方法

シミの原因を知り、たとえしっかり予防していたとしても、シミの発生を完全に防ぐことは残念ながらできません。 そして、一度できてしまうとセルフケアだけでは改善に時間がかかるため、本格的な対策を考える方も多いでしょう。 ここでは、医療機関で受けられる専門的な治療から自宅でのケア方法、そして食事やサプリメントなど、シミ対策に役立つ情報を総合的にご紹介します。

さらに、美容医療機関として定評のある当院(以下、FLALUクリニック)の製品も合わせてピックアップ。自分に合った方法を見つけて、シミのない明るい肌を目指しましょう。

医療機関での治療

シミを確実に薄くしたい…… 短期間での改善を目指したい…… そんなときは、ぜひ医療機関の受診を検討してみるとよいでしょう。

美容皮膚科やクリニックでは、レーザーやフォトフェイシャルなどの専用機器を使用して、シミの原因であるメラニンをターゲットにした集中治療が可能です。

レーザー治療はピンポイントに高エネルギーを照射するため、特定のシミに対して効率的なアプローチが期待できます。

FLALUクリニックでは、肌状態に合わせたオリジナルのプログラムが用意されています。初回のカウンセリングで肌質やライフスタイルを丁寧にヒアリングし、必要に応じて複数の施術を組み合わせることで、より効果的なシミの改善が見込めます。

例えば、レーザーとピーリングを併用しながら、ホームケア用の美容液(レアセラム35)を処方するなど、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのプランを提案しています。

さらに、FLALUクリニックでは、施術後のダウンタイムも短くなるよう工夫されているため、日常生活に大きな支障が出にくいです。

具体的には、マルチパス照射の採用、施術後の冷却処置、痛みを軽減するための冷風使用など、いくつかの取り組みを行っています。

医療機関による治療は保険適用外となることが多いので気になる方も多いかもしれませんが、その分、専門性の高いケアを受けられるため、時間やコスト面を合わせて考えても、早期にシミを改善したい方にはおすすめです。

市販薬・スキンケア

医療機関に行くほどでもない場合や、まずはセルフケアを充実させたいという方には、市販薬やスキンケアアイテムを使って様子を見ましょう。 例えば、ドラッグストアやコスメショップなどで購入できる美白系の化粧水・美容液・クリームには、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、アルブチンなど、メラニンの生成を抑える成分が配合されているものも多いです。 日焼け止めに関していえば、SPFやPA値だけでなく、肌への刺激やテクスチャーを考慮しながら選ぶことがポイントです。

また、FLALUクリニックでは医療機関専売のオリジナルスキンケアラインを展開しています。たとえば、「Dr.mikoシミ取りクリーム」は、ハイドロキノン製剤を10%配合しており、メラニン色素の生成を抑制しながら長時間にわたって効果が持続するタイプの製品です。

市販の化粧品では得られにくい濃度や処方バランスで作られているため、医師の診断を受けて使用することでより効果的にシミケアを進められます。

ただし、いくらスキンケアアイテムを使っても、肌に摩擦をかけ過ぎていたり、紫外線対策を怠ってしまうと効果は半減してしまいます。毎日のクレンジングや洗顔を丁寧に行い、タオルドライも軽く押さえるようにして肌への負担を最小限に抑えることが大切です。

食事・サプリメント

シミ対策というと外側からのケアに目を向けがちですが、実は内側からのアプローチも重要です。

ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールといった抗酸化作用のある栄養素をしっかり摂ることで、活性酸素のダメージから肌を守り、メラニン生成を抑える働きが期待できます。具体的には、柑橘類やベリー類、緑黄色野菜、大豆製品などが🔗 栄養バランスの良いメニューに取り入れやすい食材です。 忙しい日々でなかなか食事だけでは補えない場合には、サプリメントを活用するのも選択肢のひとつです。ビタミンCやビタミンEはもちろん、L-システインを含む美白系のサプリも市販されており、手軽に続けられます。

さらにFLALUクリニックでは、個々の食生活や体調を把握した上での必要な成分を効率的に摂取できるサプリメントについて、専門家の意見をもらえるケースもあるため、気になる方は相談してみるとよいでしょう。

ただし、サプリだけに頼るのではなく、質の良い睡眠や適度な運動、ストレスコントロールなど、生活習慣全体を見直すことが重要です。こうした総合的なアプローチを行うことで、肌のターンオーバーが整い、シミができにくくなるだけでなく、全身の健康維持にもつながります。

参考文献リスト

市橋正光, 吉本聖, 安藤秀哉. "皮膚のアンチエイジング." オレオサイエンス, vol. 18, no. 3, 2018, pp. 121–129.