ニキビや傷、虫刺され、かぶれ、湿疹、火傷などの炎症が原因でシミ(色素沈着)が発生することがあります。
黄色人種である日本人は、黒色のメラニンが多いため炎症後色素沈着が目立ちやすいと言われています。
肌に炎症が起きたとき黒色のメラニンを作り出すメラノサイトが刺激を受けて黒色のメラニンが生成されます。この黒色のメラニンが正常に排出されず肌に残ってしまったものがシミ(炎症後色素沈着)になります。
一般的に、肌の炎症が治って赤みが引いた後に炎症後色素沈着が現れます。
ニキビを潰した跡はシミになることが多く、紫外線に当たるとさらに色素沈着を起こしやすいので注意が必要です。
洗顔やクレンジングなどで肌を強く擦ったり、強い力でフェイスマッサージをするなど誤ったスキンケアで炎症が起き色素沈着を起こす場合もあります。
ムダ毛を毛抜きで抜いたために毛穴の周囲に炎症が起きて、黒い跡が残るのも炎症後色素沈着の一つです。
炎症後色素沈着は、時間の経過で自然に消えることが多いですが、消えるまでに数年かかることもあります。
しかし、日焼けで色素沈着がより目立つようになり消えにくくなる場合もあるので注意して下さい。