シミ取りは皮膚科か美容皮膚科?保険適用になるシミ・料金・治療法を解説【医師監修】

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顔のシミが増えてきて、写真を撮るたびに気になるようになってきた。

でも、どこに相談すればよいのか分からない。
近所の皮膚科なのか、美容皮膚科なのか。
保険がきくのか、自費で高額になるのか。

そんな疑問から、何となくシミ治療を先延ばしにしている方は、意外と少なくありません。

このページでは、皮膚科と美容皮膚科の違いから、保険適用になるシミの条件、皮膚科でもらえるシミの薬、そして美容皮膚科で行うレーザー治療の概要まで、医学的な内容をわかりやすく解説します。

最後まで読んで、ぜひ最適なシミ治療の参考にしてくださいね。

シミ取りの予算感・どこで何ができるかの目安

シミ取りは、同じように見えても原因や治療法がまったく違うため、最初から完治までの総額を一律に出すのが難しい分野です。

だからこそ、まずは受診先ごとに、最初にどれくらいの予算を見ておけばいいかという目安を先に押さえておくと迷いにくくなります。

予算ごとにどこで何ができるかのイメージを掴んでいただけるよう、目安を以下の表にまとめてみました。

受診先予算感何ができるかのイメージ
一般皮膚科
(保険)
~3,000円まず診断を受けて、シミ以外の病気が隠れていないかも含めて確認する
~1万円治療が必要と判断され、検査や薬で様子を見る段階
~2万円保険の対象になる病名で、レーザーなどの処置まで進んだ場合
美容皮膚科
(自費)
2万~6万円目立つシミをピンポイントで薄くする治療を1〜2度受ける
10万~25万円肌全体のくすみや肝斑も含めて、複数回の治療で全体を整える

一般皮膚科は保険診療が中心なので自己負担は通常3割で、診察や検査、薬の内容によって前後します。

たとえば一般皮膚科では、まず3,000円前後の自己負担でシミ以外の病気が隠れていないかも含めて診断を受ける段階があります。
そこから、治療が必要と判断され検査や薬の処方へ進めば1万円前後、病名や治療内容によっては自己負担2万円前後の範囲でレーザーなどの処置まで受けられることもあります。

ただし、美容目的と判断される治療については、原則として保険は使えません

一方、美容皮膚科は自由診療が中心のため、使用する機器や照射範囲、アフターケアの内容によって費用に幅が出やすいのが前提になります。

たとえば2万〜6万円は、目立つシミをスポットで1〜2回程度治療した場合の目安です。
10万〜25万円は、肝斑やくすみも含めて、肌全体を整える治療を複数回行うケースを想定しています。

ここで示した金額はあくまで目安で、実際にどの治療が必要になるか、総額がいくらになるかは、シミの種類や数、肌質、これまでの経過によって大きく変わります。自己判断で決めつけてしまうと、必要以上に時間や費用がかかってしまうこともあります。
まずは今のシミがどのタイプなのか、どこまで治療するのが自分にとって現実的なのかを整理することが大切です。

もし、はじめてシミ治療を検討していて迷っている方は、フラルクリニックの「はじめてのシミ治療」ページで、シミの種類ごとの治療方針や料金、ダウンタイムなどを分かりやすくまとめていますので、一度目を通してみてください。
自分のシミがどの治療と相性がよいのか、具体的にイメージしやすくなりますよ。

シミ取りで迷ったら皮膚科と美容皮膚科どちらに行くべき?

では次に、多くの方が一番悩むポイントである、シミ取りで迷ったら一般皮膚科と美容皮膚科のどちらに行くべきかについて整理します。

結論から言うと、シミ取りは皮膚科でも美容皮膚科でも、どちらへ行っても問題ありません

大切なのは、あなたのシミがどのタイプなのかを正しく見極めたうえで、保険で対応できる範囲と、自費でよりキレイに整える範囲を分けて考えることです。

一般皮膚科は、病気としての診断や保険適用の可否を判断し、必要に応じて検査や薬で経過をみるのが得意です。

美容皮膚科は、一般皮膚科と同様の診断に加え、レーザーや光治療などの選択肢が多く、見た目を早くキレイに整えるための治療設計がしやすいのが強みです。

ここから、それぞれの受診先の特徴を整理しながら、あなたに合うシミ治療の考え方を分かりやすく解説していきます。

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一般皮膚科でできるシミ取りの基本

まず一般皮膚科は、保険診療を中心に、皮膚の病気全般を治療するクリニックです。

湿疹やかぶれ、ニキビ、水虫、手荒れなどと同じように、シミや色素沈着を診てもらうこともできます。

ただし、一般皮膚科で行うシミ治療の多くは、次のような内容になります。

  • ただのシミなのか、そうではない別の皮膚の病気なのかを診断する
  • 保険適用になるタイプのアザや色素異常の場合は、保険診療での治療を提案する
  • 肝斑や炎症後色素沈着などに対して、飲み薬や塗り薬を処方する
  • 美容目的でのレーザー治療は原則として行わない、もしくは限られた範囲のみ自費で行う

一般皮膚科は、「健康面のリスクを主眼にシミを医学的に評価し、必要な治療を判断してくれるところ」と考えるのがよいでしょう。

美容皮膚科のシミ取りでできること・できないこと

フラル受付

一般皮膚科に対して、美容皮膚科や美容外科は、シミやしわ、たるみなどをよりキレイに、より早く改善することを目的とした自費治療が中心です。

多くのクリニックでは、一般皮膚科と同様に、まずはシミが悪性の疑いがないかも含めて皮膚科的に診察を行い、そのうえで美容目的の治療方針を組み立てていきます。

その上で、美容皮膚科でできることの例としては、次のようなものがあります。

  • シミ取りレーザーレーザートーニング
  • 光治療(いわゆるフォトフェイシャル系)
  • ピーリング、外用薬プログラム、ドクターズコスメ
  • 内服薬外用薬によるシミ治療

美容皮膚科は自由診療が中心で、クリニックによっては保険診療を行わない場合もありますが、当院では診断の結果、太田母斑など保険適用の対象となるアザに該当する場合は、保険適用でレーザー治療が可能です。

保険診療の適用可否は病名治療目的で決まるため、まずは医師の診察で適応を確認しましょう。

顔のシミ取りで受診するときの考え方

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顔のシミ治療を考えたとき、クリニックの種類やメニューは本当にさまざまですが、どこを選ぶにしても、最初に大事なのは「安全性の確認」です。

  • これは本当にただのシミなのか
  • 皮膚がんなど、ほかの病気が隠れていないか

こうした点をしっかりと見極められるクリニックであることが大前提です。
そのうえで、保険診療で治療できる部分と、自費診療でよりキレイに整えていく部分を整理していけば、自分にとって無理のないシミ治療の方針が見えやすくなるでしょう。

フラルクリニックでは、担当医師が皮膚科専門医の知見も踏まえて評価し、必要に応じて皮膚科専門医と連携して複数医師の視点で診断を行っています。

miko先生

美容的な観点はもちろん、見た目が似ている病変の中に悪性のものがないかを見落としなく確認できるよう、しっかりとした体制を整えたうえで診療を行っていますので、どうぞ安心してご来院ください。

40代からのシミ治療は20代とは別もの。原因を見きわめてからの治療を

一般皮膚科と美容皮膚科の役割を整理できたら、次にもうひとつだけ押さえておきたい大事なポイントがあります。
それは、「シミは年齢によって性質が変わってくる」ということです。

だからこそ、今のシミがどのタイプで、何が原因で起きているのかをきちんと見きわめられるクリニック選びが大切になります。

20代の頃は、紫外線など単独の原因でできたシミが中心で、輪郭もはっきりしていることが多いです。

一方で40代以降は、長年の紫外線の蓄積に加えて、肝斑傾向やくすみ、炎症、赤みなどが重なり、見た目は似ていても中身が違う複合的なシミになっていくことが増えてきます。

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こうした原因の整理をしないまま刺激の強い治療を進めると、シミの反応がちぐはぐになってしまいます。
本来は狙うべきでない周囲の皮膚まで反応してしまったり、炎症後色素沈着のような色戻りが起こりやすくなったり、茶色の色素は薄くなったのに赤みだけが目立って見えたりすることで、治療の経過が安定しにくくなってしまうのです。

そのため、フラルクリニックでは「40代からのシミ治療を、20代のシミ治療とはまったく別なもの」と考え、原因の見極め治療設計を丁寧に行うことを大切にしています。

フラルクリニックでの40代からのシミ治療についての考え方や取り組みについては、下記のページをご覧ください。

皮膚科のシミ取りで保険適用になるシミ・ならないシミ

次に、「保険がきくシミ」と「保険がきかないシミ」について整理します。

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皮膚科で保険適用になる代表的なシミや病名

一般的に、見た目はシミのようでも、次のような病名で診断されるものは、保険診療の対象になることがあります。

  • 太田母斑扁平母斑などの、生まれつき、もしくは若いころからあるアザ
  • 異所性蒙古斑など、青あざが残ってしまった状態
  • 外傷や火傷のあとに残った色素沈着や、外傷性刺青(外傷などで皮膚の中に砂などが入り込み、傷が治ったあとも入れ墨のように残って見える状態)
  • 炎症後色素沈着と呼ばれる、かぶれやニキビのあとが茶色く残っている状態
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ただし、同じ病名でも保険で認められた治療法や使用機器の範囲内で行う場合に限られ、使うレーザーの種類や治療目的によっては自費になることもありますので、保険適用の可否は受診時に医師へ確認しましょう。

皮膚科で保険適用にならない代表的なシミや病名

一方、次のようなシミは、原則として美容目的と考えられ、保険適用外となることが一般的です。

  • 加齢と紫外線によって増えたシミ、老人性色素斑
  • 幼少期からあるそばかす
  • 肝斑
  • 脂漏性角化症など、シミのように見える良性のイボの場合
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ただし、どのシミが保険の対象になるかは、医師の診断や、使用する機器、治療目的などによっても変わるため、医師への確認が必要になります。

シミ取りが保険適用になるかの診断のポイントと注意点

保険診療が認められるかどうかは、おおまかに言うと次のような点で判断されます。

  • 病気として治療が必要かどうか
  • 見た目だけの問題ではなく、かゆみ・痛み・出血などの症状や、急に大きくなるなどの変化があるか
  • 保険で認められた範囲の治療かどうか

例えば、太田母斑扁平母斑などの先天性のアザに該当する場合は、保険で認められた治療としてレーザー治療が保険適用になることがあります。

一方で、年齢とともに紫外線の影響で増えてきたシミは、「加齢と生活習慣による変化」と考えられ、美容目的と見なされやすい傾向があります。

例えば、30代半ばから40代以降に増えてきた薄茶色のシミは老人性色素斑の可能性が高く、保険が使える治療ではなく自費治療の対象になることが一般的です。

また、保険適用になるかどうかを相談するときのポイントとしては、次のようなことを、できるだけ具体的に医師に伝えることが重要です。

  • いつごろからあるのか
  • 大きさや色の変化はどうか
  • かゆみや痛み、出血などの症状があるか
  • 日常生活にどのくらい支障があるか

迷ったときは自己判断で決めつけず、いつからどう変化しているかを整理したうえで医師に相談し、保険でできる範囲と自費で検討すべき範囲を一緒に確認していきましょう。

皮膚科でのシミ取りの保険適用される料金と診療内容

大阪院待合室

保険診療の場合、費用は全国一律の点数で決まっており、自己負担は通常3割です。

大まかな流れは次の通りです。

  • 初診
    問診と診察、必要に応じてダーモスコピーなどの拡大鏡を使った観察を行い、病名や治療方針を決めます。
    この時点では、初診料と検査料が中心で、自己負担は数百円から2,000円前後になることが多いでしょう。
  • 治療
    保険適用が認められた場合、冷凍凝固やレーザーなどの処置を行います。治療方法や範囲によって点数が変わるため一概には言えませんが、1回の処置あたりの自己負担は数千円から2万円台になることもあります。
  • 再診
    経過観察や薬の処方で再診料がかかり、こちらも数百円から1,000円台が目安です。

ここで挙げた金額はあくまで目安であり、実際にはクリニックや治療内容によって異なります。

詳しい料金は、それぞれの医療機関であらかじめ確認しておくと安心です。

皮膚科でもらえるシミ治療薬について

年齢とともに、急に増えたように感じる薄いシミや、くすみ、肝斑などについては、皮膚科での薬による治療が検討されることが多くなります。

ここからは、医療目的と認定された場合に限り保険適用となる内服薬や塗り薬について、ポイントを整理して解説していきます。

8_市販のシミ薬との違いと併用時の注意点 1

シミの内服薬の種類とメリット・デメリット

シミの飲み薬としてよく使われるのは、次のような成分です。

  • ビタミンC
  • トラネキサム酸
  • ビタミンEなどの抗酸化作用を持つ成分

これらは、メラニンの産生を抑えたり、炎症をしずめたり、血行を改善することで、少しずつシミやくすみを目立たなくしていくことを目的としています。

内服薬のメリットは、顔全体や首、手の甲など、広い範囲に作用させやすいことと、自宅で毎日続けやすいことです。

一方で、即効性はあまり期待できず、数カ月単位で続けることで、じわじわとトーンアップを目指す治療になります。

また、トラネキサム酸は血栓症のリスクがある方には使いにくいなど、持病や体質によっては注意が必要な薬もあります。

処方を受ける際には、内科の病気や服用中の薬があれば、必ず申告するようにしましょう。

皮膚科で処方されるシミ取りの塗り薬のメリット・デメリット

塗り薬のメリットは、狙った部分に集中して塗ることで、ピンポイントにアプローチしやすいことです。

処方では、次のようなものがよく使われます。

  • ハイドロキノン
  • トレチノインなど、角質の代謝を整える目的で使われる外用薬
  • 美白成分を含んだ医療用の外用剤

これらは、色素沈着の改善を目的に、メラニンの排出を促しやすくしたり、肌の代謝を整えたりするために用いられることがあります。

一方でデメリットとしては、赤みやひりつき、乾燥などの副作用が出やすい薬もあるため、塗り方や使用期間は必ず医師の指示を守る必要があります。

また、ハイドロキノンやトレチノイン外用は、保険診療ではなく自由診療(自費)として処方されることが多いため、費用や取り扱いについてはしっかりと医師に確認しましょう。

市販のシミ薬との違いと併用時の注意点

市販薬

ドラッグストアでも、美白の飲み薬や塗り薬が多数販売されています。

これらも成分としてはビタミンCやLシステインなど、医療用と重なるものが多く、軽いくすみには一定の効果が期待できる場合もあります。

ただし、市販薬と医療機関で扱う薬は、同じ成分が入っていても位置づけが異なります

市販薬は、セルフケアで幅広い人が使うことを前提に、安全性をより重視して承認された範囲内で使うよう設計されています。
そのため、一人ひとりの症状や体質に合わせて成分量や組み合わせを調整することは難しく、改善のスピードや体感には限界が出ることもあります。

一方で医療機関では、医師が診察したうえで、シミの種類や肌状態、既往歴、併用薬まで踏まえながら、内服や外用の組み合わせ、使用期間、用量を一人ひとりに合わせて調整できるのが特徴です。

また「処方薬と市販薬の併用」をする際は、成分の重なりによる過剰摂取や、副作用のリスクに注意が必要です。
刺激の強い成分が入った外用薬を自己判断で重ねて使用することで、赤みや乾燥が強まり、結果的に炎症後色素沈着が長引いてしまうケースもあります。

皮膚科でシミの飲み薬やシミの外用薬の処方を受けている場合は、市販薬を勝手に追加するのではなく、必ず主治医に相談したうえで併用しましょう。

シミの種類別・内服薬と外用薬の組み合わせの考え方

実際の診療では、シミの種類によって、薬の組み合わせが少しずつ変わります。

例えば、次のようなパターンがあります。

  • 肝斑が主体の場合
    トラネキサム酸の内服と、美白成分の入った塗り薬、低出力のレーザーや光治療を慎重に併用することがあります。
  • 炎症後色素沈着が気になる場合
    ビタミンCなどの内服と、美白系の外用薬を中心に、時間をかけて薄くしていくことが多いです。
  • はっきりした老人性色素斑が数個ある場合
    薬だけでは限界があるため、シミ取りレーザーでしっかり治療し、その後の予防として内服薬や日焼け止めを使う、といった組み合わせになります。

どの組み合わせが合っているかは、同じ年齢層でも、肌質やライフスタイルによって変わります。

自分に無理なく続けられる方法を、医師と相談しながら選んでいくことが大切です。

ワンポイントアドバイス

市販薬や民間療法でシミ治療を頑張っていたけれど、「もっと早く美容皮膚科に来たほうがよかったのに…」となりやすい代表例は、市販の美白剤を長期間続けていたケースです。
市販の美白剤は種類も多いのですが、多くは「新しいシミを作りにくくする(予防)」ことを主な目的にしています。
そのため、「すでにあるシミを押し出して消す」ような効果を期待すると、どうしても限界があり、満足できない結果になりがちです。
もちろん、日焼けによる全体的なくすみ改善や、肌の透明感アップには効果を感じることもあります。
ただし、「ここの、このシミ」と指させるくらい輪郭がはっきりしたシミであれば、セルフケアだけで粘るよりも、早めにクリニックで診断・治療したほうが、結果的に時短でコスパ良く改善できることが多いです。

ドバイザーの写真

美容皮膚科のシミ取りで行うレーザーなどの治療法

ここからは、美容皮膚科で受けられる代表的なシミ取り治療について、概要だけ押さえておきましょう。

代表的なレーザー治療の種類と向いているシミ

レーザー照射

シミ取りレーザーにはいくつか種類がありますが、代表的なものは次のようなイメージです。

  • ピンポイントのシミをしっかり取るレーザー
    局所的に高いエネルギーを当て、シミの色素を破壊するタイプです。
    施術後は10日前後のテープ保護が必要になりますが、一つひとつのシミをしっかり薄くしたい場合に向いています。
  • トーニング系レーザー
    比較的弱いエネルギーを繰り返し当てることで、肝斑やくすみ、細かいシミに広くアプローチする方法です。
    ダウンタイムは少なめですが、複数回の通院が必要になることが多いです。

レーザー以外のシミ治療 光治療やピーリング、外用薬や内服薬など

レーザー以外にも、シミやくすみにアプローチする方法はいくつかあります。

  • 光治療
    いわゆるフォトフェイシャル系の機器で、複数の波長の光を広い範囲に当てます。
    シミだけでなく、赤み軽い毛穴の開きなどにも同時に働きかけることが期待されます。
  • ケミカルピーリング
    古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整えることで、くすみを改善しやすくする方法です。
    単体で使うよりも、他の治療の効果を引き出す「土台作り」として行われることが多いです。
  • 外用薬
    ハイドロキノンやレチノールなどを含む医療機関専売の外用セットを、一定期間使う治療法です。
    しっかり使うと効果的な反面、肌への負担も出やすいので、医師の指示のもとで使用する必要があります。
  • 内服薬
    内服薬は、肝斑や色素沈着、くすみに対して内側からアプローチする目的で処方されます。
    2〜6カ月ほど継続して少しずつ色むらやくすみ感を整えていく治療で、レーザーに比べて肌への刺激が少なく、ダウンタイムを気にせず続けやすい点もメリットです。

顔のシミ取りの料金相場と治療回数の目安

料金はクリニックや機器によって幅がありますが、イメージとしては次のようなレンジになることが多いです。

  • ピンポイントのシミ取りレーザー
    1個あたりの大きさや個数によって変わりますが、数千円〜数万円程度の設定が一般的です。
  • 光治療やトーニング
    1回あたり1万円台〜数万円台で、週1回〜月1回のペースで数回〜10回程度通うことが多くなります。

医療ローンやコース料金を設定しているクリニックもありますが、回数の目安や、途中でやめた場合の取り扱いなどは、事前に必ず確認しましょう。

シミ取りレーザー治療のダウンタイムやリスク

シミ取りレーザーは、効果が分かりやすい反面、照射直後は赤みやひりつきが出るほか、施術後はテープ保護が必要になります。

トーニングや光治療はダウンタイムが少なめですが、そのぶん複数回通う必要があるなど、一長一短です。

仕事や家事、育児との兼ね合いで、どれくらいのダウンタイムなら許容できるか、どのくらいのペースなら通えるかも含めて、クリニックの医師と相談しながら治療計画を決めていきましょう。

自宅でできるシミのケアと予防

治療を受けるかどうかにかかわらず、今日からできるシミ予防とケアもとても大切です。

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紫外線対策と日焼け止めの選び方

年齢とともに現れてくるシミの多くは、長年の紫外線ダメージの積み重ねが背景にあります。
そのため、日常生活での紫外線対策は、これ以上シミを増やさないための基本中の基本です。

  • 毎朝、顔だけでなく手の甲まで日焼け止めを塗る
  • 外出時間が長い日は、数時間おきに塗り直す
  • 日傘や帽子、サングラスなども上手に利用する

日焼け止めは、ストレスなく毎日続けられるテクスチャーのものを選ぶことが大切です。

美白成分入りの化粧水や美容液なども、あくまで「予防とサポート」として取り入れると良いでしょう。

日常のスキンケアと生活習慣で意識したいポイント

肌のターンオーバーは、睡眠不足やストレス、喫煙などの影響を強く受けます。

  • 十分な睡眠を確保する
  • バランスの良い食事を心がける
  • 過度な飲酒や喫煙を控える

こうした基本的な生活習慣も、長い目で見るとシミくすみの出方に影響してきます。

お金をかけずにできるシミのケアについて

ドラッグストアの美白コスメや、サプリメントなども、上手に選べば一定のサポートにはなりますが、濃くはっきりしたシミを劇的に消すことは難しいのが現実です。

特に、がんとの区別が必要なタイプのシミや、盛り上がりを伴うものは、自己判断でのケアに頼らず、気になるようでしたら一度、皮膚科で診てもらいましょう

シミ取りで皮膚科と美容皮膚科を選ぶときのチェックリスト

次に、シミ取りでのクリニック選びのポイントを整理しておきます。

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シミか別の病気かを見分ける診断力があるか

どんなに魅力的なシミ取りメニューがあっても、そもそも診断が間違っていれば、適切な治療にはつながりません。

  • 皮膚科専門医が在籍しているか
  • ダーモスコピーなどの診断機器を使って丁寧に診てくれるか
  • 気になるほくろやシミに対して、「これはがんの心配はないのか」まできちんと説明してくれるか

こうした点は、年齢が上がるほど重要になってきます。

保険診療と自費診療をバランスよく提案してくれるか

同じシミでも、保険診療でできる範囲と、自費で行うべき範囲があります。
どちらか一方を強くすすめるのではなく、次のようなスタンスのクリニックだと安心です。

  • まずは保険でできる検査や治療を説明してくれる
  • そのうえで、自費治療を希望する場合の選択肢費用を明確に教えてくれる

こうしたバランス感覚のあるクリニックだと、納得して治療方針を決めやすくなります。

通いやすさ、カウンセリング、アフターケア体制

シミ治療は一度で終わるものもあれば、数カ月以上かけて通うものもあります。

  • 自宅職場から通いやすい場所か
  • 予約が取りやすいか
  • 疑問や不安を相談しやすい雰囲気
  • 万一トラブルが起きたときの対応方針がはっきりしているか

こうした要素も、長く付き合えるかどうかを判断する上で大切です。

シミレーザー治療では「副作用」を知ることが最適なクリニック選びに繋がる

シミを取る治療の中でも特に「レーザー治療」は、短期間での変化を実感しやすい治療です。

ただ、レーザーを受ければシミが確実に、一気にきれいになる、とイメージしている方がいたら注意が必要です。

レーザー治療のあと、経過の中でおおよそ1ヶ月前後してから、炎症後色素沈着と呼ばれる色みが出てくることがあります。

私のこれまでの経験では、レーザー治療を受けた方の約4割ほどの患者さまで見られる反応です。
※割合はあくまで印象です

シミ治療で生じる代表的な副作用「炎症後色素沈着」

右頬の直径1.3cmほどのシミを治療した、30代女性のケースです。

レーザー照射で1回で、本当に消しゴムで消したかのようにキレイになりましたが、照射からちょうど1カ月たったところで、色のぶり返しが見られるようになりました。

(左が照射前、中央がレーザー照射後1カ月、右が2カ月後)

シミ治療2ヶ月後_炎症後色素沈着_260205

炎症後色素沈着(PIH)はこのように、レーザー治療をはじめとする肌への刺激をきっかけに、一時的にシミのような色みが出てしまう状態です。肌が炎症を起こしたあと、その反応としてメラニンが増え、部分的に色が残って見えることで起こります。

炎症後色素沈着は時間の経過とともに薄くなっていくことがほとんどで、適切なケアを続けることで肌は自然に落ち着いていきます。

早ければ1〜3カ月ほどで目立たなくなることが多い一方で、体質や肌質、色素沈着の強さによっては、改善までに1年以上かかることもあります。

シミレーザーは炎症後色素沈着が起こりにくい治療法・手厚いケアのあるクリニックで

こうした副作用が起こり得ることを前提に、シミ取りレーザー治療のクリニック選びで大切なポイントが2つあります。

ひとつは、副作用が起こりにくいレーザー施術方法とアフターケアを提供していること。

もうひとつは、炎症後色素沈着が出た場合でも、それをしっかりと落ち着かせられる対処法を提案できるクリニックであることです。

レーザー治療を受けるなら、単純な価格だけで判断するのではなく、施術後の経過や万一の変化まで見据えて、リスクの説明アフターケアを丁寧に行ってくれるクリニックを選ぶことが大切です。

そこでフラルクリニックでは、従来のシミ取りレーザー治療から、「黄金比ケア」を取り入れた治療を行っています。それは、3つの段階を組み合わせてシミレーザー治療をする考え方です。

  • 治療の前処置
  • レーザーの照射方法
  • 治療後のアフターケア
フラル式と一般的なレーザーの違い

前処置とアフターケアを組み合わせることで炎症を抑えながら、シミの反応を見て数〜20ショット程度を重ねるマルチパス照射を採用しています。

これにより、取り残しの可能性副作用最小限に抑え1回の治療でよりスッキリとした効果が期待できます。

レーザー照射
マルチパス照射と従来の照射の違い

また、フラルクリニックではレーザーを当てて終わりではなく、炎症を増やさないためのアフターフォローまで含めてしっかりとサポートします。
治療後の繊細なお肌の状態に合わせて、独自開発のレアセラムで肌を落ち着かせながら、回復の経過に合わせた3段階のケアでお肌を整えていきます。

初めてのシミ治療_内服とレアセラム_251004
治療後のケア方法

さらに、ご自宅でケア方法に迷わないようにシミ治療ガイドラインの小冊子をお渡ししています。
こうしたきめ細かなアフターフォローで、炎症後色素沈着が残りにくいお肌を一緒に目指していきます。

シミ治療ガイドライン表紙
ワンポイントアドバイス

「シミはレーザーで簡単に取れる」と一般的に思われている印象とは裏腹に、施術後の色素沈着という副作用はあまり知られておらず、治療後にがっかりされることが過去にはありました。
ある大学の皮膚科教授がシミ治療に関するコラムで「シミの治療は、レーザー後の色素沈着との戦いでした」というような内容が冒頭に書いてあるくらいです。
でも今は、レーザー技術の進歩に加え、照射方法や治療後のスキンケアなどの最適化によって炎症後色素沈着がかなり抑えられるとわかってきました。
医療の技術革新と、施術者の創意工夫のコンビネーションのたまものです。

フラルクリニックでのシミレーザー治療についてさらに詳しくは、こちらのページをご覧ください。

東京院のフラル式シミレーザー治療の詳細はこちら

大阪院のフラル式シミレーザー治療の詳細はこちら

シミ取りで皮膚科か美容皮膚科の選択でよくある質問

Q シミ取りは、まず近所の皮膚科を受診してもいいですか?

はい、まずは一般皮膚科で相談してもらっても問題ありません。
シミなのか別の病気なのかを診断してもらい、必要に応じて保険診療の対象になるかどうかも含めて説明を受けると安心です。
そのうえで、美容的な改善をより望む場合に、美容皮膚科での自費治療を検討するとよいでしょう。

Q シミ取りで保険適用と自由診療を併用することはできますか?

医療機関の方針によりますが、保険診療と自費診療を完全に同じ日に混在させることは難しい場合があります。
保険の範囲でできる検査や治療をまず受け、その後、自費のシミ取りレーザーなどを別の日に受ける、といった形で併用していくことは多く行われています。

Q 飲み薬だけでシミはどこまで薄くなりますか?

飲み薬による治療は、くすみや軽いシミ、炎症後色素沈着の改善には一定の効果が期待できますが、濃くはっきりしたシミを消し去るところまでは難しいことが多いです。
全体のトーンアップや新しいシミを増やさないためのサポートとして捉えるほうがよいでしょう。

Q 妊娠中や授乳中でも、シミ取り治療を受けたりシミの外用薬を使ったりできますか?

妊娠中や授乳中は、使える薬や受けられる施術が限られます。
一般的には、本格的なシミ治療は出産や授乳が落ち着いてから行うことが望ましく、その間は紫外線対策や保湿など、肌にやさしいケアを中心にすることが多いです。
具体的にどこまで可能かは、妊娠週数や体調によっても変わるため、必ず医師に相談してください。

Q 子どものアザやシミは、何歳ごろから皮膚科に相談すべきですか?

生まれつき、もしくは乳幼児期から気になるアザやシミがある場合は、年齢にかかわらず一度皮膚科で診てもらうことをおすすめします。
中には、早い時期から治療を始めた方がよいものもあれば、経過を見ながらタイミングを計るべきものもあります。
シミ取りは、一度にすべてを完璧に解決しようとすると、費用やダウンタイムの面で負担が大きくなることもあります。

今のライフステージで、どこまでを優先したいのか。

まずは医師と一緒に整理しながら、自分にとって納得感のある治療やケアの方法を選んでいきましょう。

フラルクリニックでのシミ治療について

フラルクリニックでは、シミの種類や濃さ、肌質に合わせていくつかの治療法を組み合わせながら、無理なく、そして確実にシミ改善を目指すプランを提案しています。

ここでは、その中でも代表的な治療をいくつかご紹介します。

フラル式シミレーザー治療

FLALUクリニックの「フラル式」シミ治療は、最新ピコレーザーによる精密照射と、前処置アフターケアを組み合わせた高効率のシミ除去プログラムです。

濃いシミへのスポット治療から、複数個をまとめて治療する「シミ取り放題」、肌全体のトーン改善まで、状態に合わせて最適な治療を提案します。

東京院のフラル式シミレーザー治療の詳細はこちら

大阪院のフラル式シミレーザー治療の詳細はこちら

レーザートーニング

レーザートーニングは弱めの医療レーザーを肌全体に照射し、メラニンを徐々に減らすことで肝斑くすみ色素沈着を改善します。

ダウンタイムがほとんどない一方で、毛穴肌のハリの改善も期待できるため、自然な肌質改善を目指す人に適した美肌治療です。

レーザートーニングの詳細はこちら

シミを全体的になくすことを目指すなら「フラルスキン」がおすすめ

フラルスキンは医師処方のトレチノイン高浸透ビタミンC誘導体(APPS)を中心に、自宅で継続できる美白/美肌プログラムです。

シミくすみを薄くし、小ジワ毛穴ニキビ肌のハリ透明感までトータルにケア。
肌のターンオーバーを整えて、化粧品不要な健やかな肌を目指します。

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フラルクリニックでは、シミの種類やライフスタイルに合わせて、無理のないステップ予算感で治療を選ぶことができます。

気になるシミがある方は、まずは無料カウンセリングからお気軽にご相談ください。