「脂腺増殖症」は、中心が凹んでいて大きさは5〜6mm程度の、黄色や白色の膨らみが皮膚に現れる発疹です。
基本的には痛みや痒みなどの症状はありません。軟性線維腫や脂漏性角化症よりも深いところに根があり、治療の際は多くの場合多少の出血を伴います。治療方法としては炭酸ガスレーザーを使用していきます。
脂腺増殖症では、皮脂を分泌する皮脂腺が増えたり大きくなったりして発疹ができます。
鼻やおでこなど皮脂が多く分泌されやすい部位に症状が現れることが多くみられます。
脂腺増殖症の発症の原因ははっきりと明らかにされていません。中年以降になってから発症する方が多いため、加齢が関係すると考えられています。
しかし、20代の方でも脂腺増殖症を発症することはありますので、「若ければ絶対に発症しない」というわけではありません。若い人の場合は女性よりも男性の方が発症しやすいです。またオイリー肌の人も発症しやすいことがわかっています。