男性のシミ対策|レーザー治療や市販薬・NG習慣まで解説【医師監修】

MV_男性のシミ対策

年齢を重ねるにつれて、顔のあちこちに出てくる「シミ」

歳のせいで仕方ないと考えがちですが、実際は年齢だけではなく、紫外線、髭剃り、洗顔のこすれ、睡眠不足などの毎日の小さな積み重ねで濃くなっているのです。

このページでは、男性に多いシミの原因とメカニズム、シミが悪化しやすいNG習慣、自宅でできるケアや美容皮膚科で受けられる治療内容まで、わかりやすく解説します。

もし最近、鏡の中のシミにふと目が止まることが増えてきた方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも肌にシミができるのは、日光を浴びることで細胞が紫外線から肌を守ろうとして「メラニン」という色素を作るためです。

本来、メラニンは少しずつ外へ出ていきますが、紫外線を繰り返し浴びたり、年齢とともに肌の生まれ変わりがゆっくりになると、排出しきれず蓄積しやすくなります。

そうして肌に黒い色素が積み重なっていき、いわゆる「シミ」と呼ばれる見た目になっていくのです。

初めてのシミ治療_シミのメカニズム_250925

では次に、男性の肌にシミができやすくなってしまう「NG習慣」について解説していきます。

男性のシミのNG習慣①:紫外線の蓄積

一般的なシミは「日光性黒子」とも呼ばれ、紫外線の蓄積が最大の原因です。

ただ、紫外線の影響を受けるのは、夏の猛暑日だけではありません。季節を問わず、通勤や車の運転中、散歩や近所への買い物など、日光に当たる時間のすべてで、少しずつ肌にダメージを受けています。

特に男性は、日焼け止めを塗る習慣がないまま屋外で過ごす時間が長い傾向があり、知らないうちに紫外線の影響を受け続けているケースが少なくありません。その積み重ねの結果、ある日ふと鏡を見たときに、シミが目立つようになってしまうのです。

2_男性のシミは「紫外線の蓄積」がいちばん大きい原因

男性のシミのNG習慣②:髭剃りによる刺激の蓄積

男性の日常生活の中でも「髭剃り」は、肌に強い刺激を慢性的に与えてしまう習慣のひとつです。

3_男性のシミ・そばかすのNG習慣①髭剃りによる毎日の刺激の蓄積

特に深剃りを優先すると、必要以上に肌の表面を削ってしまい、赤みやヒリつきが続いて肌の色ムラにつながることがあります。

乾いた肌のまま剃る、切れ味の落ちた刃を強く押し当てる、同じ場所を何度も往復する、剃ったあとに保湿をしない。

こうした条件が重なるほど、肌は回復する前にまた刺激を受ける状態になり、慢性的に荒れやすくなって、シミができやすい肌に近づいていってしまいます。

男性のシミのNG習慣③:摩擦や乾燥による刺激

髭剃りのような強い刺激でなくても、ゴシゴシとこするような洗顔をしたり、タオルで強く拭いたりするたびに、肌への刺激は積み重なっていきます。そうして徐々に肌のバリア機能が弱っていき、炎症が長引いてしまいます。

男性は皮脂が多い一方で、洗いすぎや髭剃りで角質が削れてしまいがちです。特に男性用の洗顔料は女性用のものより脱脂力が強いものが多く、時間をかけた念入りな洗顔が、むしろ肌への負担になることもあります。

洗顔のときだけでなく、普段から肌に触れる際はできるだけ優しく扱うことを意識しておきましょう。

男性のシミのNG習慣④:喫煙、飲酒、睡眠不足

喫煙や睡眠不足、偏った食生活、慢性的なストレスは、肌荒れや炎症が治りにくい状態をつくりだしてしまいます。

肌の回復力が落ちるほどシミが出やすくなるため、生活が乱れていたままでは、せっかく時間とお金をかけてシミ治療をしたとしても、余計に悪化したり、効果が出づらいと感じることも増えていきます。

4_男性のシミ・そばかすのNG習慣③喫煙、飲酒、睡眠不足
ワンポイントアドバイス

男性は女性と比較して、日常的な紫外線対策が不十分なケースが多く見られます。
そのため、受診時点でシミの進行度や濃さが、女性よりも顕著になっている傾向があります。シミ治療後も日焼け止めを使用する習慣が必要となるため、クリニックでの治療を考え始めた段階から、日焼け止めを含めた紫外線対策を強くおすすめします。
また重要な点として、ご自身でシミだと思って来院された方の約半数ほどが、実際にはイボ(脂漏性角化症など)である印象があります。
イボとシミでは治療法が異なりますので、事前に両者の違いについて知っておくと良いでしょう。
クリニック選びの際には、イボとシミを正確に鑑別できる医療機関を選ぶことが大切です。
両者を区別せずに治療を行うクリニックでの施術は、できるだけ避けたほうが安心です。

ドバイザーの写真

こうして濃くなってしまったシミは、市販薬によるスキンケアや時間の経過だけで自然に消えることはほとんどありません。そのため、きちんと状態を見極めたうえで、適切な治療を選ぶことが大切です。

「シミの治療が初めてで、何から始めればいいか分からない……」という方も多いかと思います。そういった方はぜひ、こちらのページをご覧ください。シミの原因から治療の流れまで、分かりやすく解説しています。

男性のシミ・そばかす・肝斑などの違い・見分け方

紫外線に加えて、髭剃りや摩擦、生活習慣などの刺激が重なることで肌に現れてくるシミ。ただ、ひとくちに「シミ」と言っても、さまざまな種類があることを知っておいてください。シミの原因が違えば、合う対策も変わってきます

外用薬でケアしやすいタイプのシミもあれば、レーザーなど医療のほうが近道になるタイプのシミ、そもそもシミではなく別の病変が隠れていることもありえます。

そこで次は、シミの症例写真を見ていきながら、症例ごとの特徴を一緒に確認していきましょう。自分の状態がどれに近いかが分かるだけでも、ケアや治療の選び方が迷いにくくなります。

老人性色素斑(日光性黒子)

老人性色素斑は、最も一般的なシミです。

8_個別症例_老人性色素斑 1

頬骨のあたり、こめかみ、額、鼻の横など日光が当たりやすい部位に出やすく、年齢とともに濃く見えてくる傾向があります。

輪郭がはっきりしているなどの濃いものは、市販の外用薬だけでは改善が難しく、レーザー治療が向くことがあります。

そばかす(雀卵斑)

体質や遺伝の要素が関係しやすく、細かい点が散らばるように出ることが多いタイプのシミです。幼少期から思春期にかけて目立ちやすく、成長とともに濃くなる傾向がありますが、20〜30代以降はやや落ち着いてくることもあります。

10_個別症例_そばかす 1

薄く広い範囲にある場合は、ピコレーザー(ピコフラクショナル)を使用したそばかすシャワーが検討されることが多いです。

ただ、そばかすは治療で薄くしても、紫外線を浴びると再び濃く見えることがあるため、治療と同じくらいにスキンケアによる予防が重要です。

肝斑

頬の高い位置に左右対称に広がることが多く、境界がぼんやり見えるタイプのシミです。

13_個別症例_肝斑

摩擦や刺激で悪化しやすく、レーザーの種類や当て方を間違えると、かえって濃くなってしまうことがあります。

肝斑が疑われるときは、まずは肌の刺激を減らし、必要に応じて内服外用適切な治療の順序を組み立てることが大切です。

炎症後色素沈着

ニキビ、虫刺され、湿疹、髭剃り負け、かぶれなどの炎症が治ったあとに残る色ムラです。

9_個別症例_炎症後色素沈着 1

ADM(アザ)

ADMは頬骨のあたりに青みがかった影として見えることがある「アザ」で、一般的な茶色いシミとは原因や治療の考え方が変わる場合があります。

11_個別症例_ADM 1

色素が肌の少し深い層にあることも多く、市販のシミ取りクリームなどでは改善できないため、レーザー治療を含めた選択肢を検討することが重要です。

脂漏性角化症(イボ)

また、一見するとシミのようでも、触るとざらつきがあったり、少し盛り上がっていたり、髭剃りのときに引っかかる感じがある場合は、いわゆる「シミ」ではなく、脂漏性角化症などの「イボ」の可能性があります。

個別症例_脂漏性角化症_男性

脂漏性角化症は、年齢とともに増えやすい良性の皮膚病変で、顔や首、こめかみなどにできやすいのが特徴です。色も薄いものから濃いものまで幅があり、シミと見分けがつきにくい症状です。

このタイプは、シミ取りクリームを塗ってもほとんど薄くならず、摩擦や刺激を加えると炎症を起こしてさらに色が濃く見えてしまうこともあります。

自己判断で強い外用薬やピーリングに手を出す前に、いちど皮膚科で状態を確認してもらうのが安心です。

男性のシミやそばかすはセルフチェックよりも医師の診察が確実

シミや肝斑、そばかす、ADMは見た目が非常に似ており、自己判断で市販の強い外用薬を使うと、悪化してしまうこともあります。

特に、左右対称に広がるぼんやりした色ムラは肝斑が混ざっている可能性があります。肝斑は摩擦で悪化しやすいので、顔をこすってしまう習慣がある方ほど注意が必要です。

miko先生:診察の様子

短期間で急に濃くなったり、形や色に違和感が出てきた場合は、通常のシミとは異なる病変の可能性も考えられます。

気になるシミがある方は、自己判断での治療を避けて、皮膚科で医師に相談しておくことをおすすめします。

40代以降の男性の「シミやそばかす治療」は20代とは別なもの

シミにはさまざまな症状がありますが、特に40代以降は紫外線の蓄積が表面化してきたり、肌の代謝が遅くなることで色素が居座りやすくなったりして、シミやくすみが出やすくなってきます。

さらに、20代の頃には単独の原因でできていることが多かったシミが、さまざまな原因が重なる「複合的なシミ」になっていることもあります。

40代からのシミ治療_シミの原因_260116

年齢を重ねた肌には、早く・コスパよくシミを消すことだけをゴールにするのではなく、「肌の状態に合わせた、正しい順序のケア」を重視することが大切です。

そういった観点から、フラルクリニックでは「40代以降のシミ治療を、20代のシミ治療とは別なもの」として考えています。

40代からのシミ治療についてのフラルクリニックの考え方や取り組みについては、こちらのページをご覧ください。

自宅でできる男性のシミやそばかすの基本ケア

ここまで、シミの原因や症状について学んできましたが、これらは毎日の生活習慣やスキンケアを少し意識することで、シミやそばかすができにくい肌状態を目指すことができます。

自宅でできる男性のシミやそばかす対策としては、次の3つを意識することが大切です。

  • 紫外線への対策
  • 洗いすぎない・摩擦を減らす
  • 習慣化できる保湿を続ける

こうした習慣を通して肌が安定しているとシミができにくくなるだけでなく、できてしまったシミを治療する際にも、改善を実感しやすくなります。

男性のシミやそばかすを予防するためのケアについて、1つずつ解説していきます。

シミやそばかす対策は日焼け止めなどの「紫外線対策」が最優先

紫外線への対策は、毎日のケアの中でも特に大切なポイントです。紫外線は、強い日差しを浴びたときだけでなく、通勤や買い物などの短時間でも少しずつ影響します。日焼け止めを塗ることに加えて、屋外にいる時間帯を意識したり、帽子を使うなど、生活の中で浴びる量を減らす工夫が効果的です。

日焼け止めは、塗る量が少ないと十分に守りきれないので、顔全体にムラなく行き渡るように、こすらず、肌の上にそっと重ねる感覚で塗りましょう。

使用量の目安は、顔全体で約0.6〜0.8gです。30g入りのチューブなら、毎日使ってだいたい1か月で使い切るくらいが「きちんと塗れている」量になります。さらに、首の側面や後ろ側は塗り忘れやすい部分なので、日頃から意識して丁寧に塗り広げてください。

また、日焼け止めを塗っていても、ゴルフやフットサルなどのスポーツで汗をかくと、皮脂や摩擦で成分が落ちてしまいやすくなります。こまめに塗り直す習慣がないと、守れているつもりでも実際には紫外線を防げていない時間が増えてしまうため、注意しておきましょう。

シミやそばかす対策は日焼け止めなどの「紫外線対策」が最優先

洗顔は摩擦を減らして、皮脂やうるおいを落としすぎないで

皮脂が気になる人ほど、洗浄力の強い洗顔料やゴシゴシ洗いを選びがちです。

顔の汚れを落としたい気持ちはわかりますが、必要な皮脂やうるおいまで落としてしまうと、肌はバリアを失い、刺激に弱くなっていきます。その状態が続くと、赤みが引きにくくなったり、炎症後色素沈着という色ムラが残りやすくなってしまうこともあります。

洗顔料は少量ではなく、たっぷり目の量を使いましょう。まず手のひらでしっかり泡立ててから、肌の表面が動かない程度のやさしい力加減で、滑らせるように手を動かして洗います。ゴシゴシこするのは肌への負担となるため避けてください。

また、泡のすすぎ残しは肌荒れの原因になります。生え際やフェイスライン、あごの下まで意識して、最低でも60秒以上かけて丁寧にすすぎましょう。「もう十分かな」と思ってから、さらにもういちど全体をすすぎ直すくらいがちょうど良いでしょう。

タオルで顔を拭くときも、上から下へゴシゴシ拭くのは厳禁です。タオルを顔全体にやさしく押し当て、水分を吸い取らせていくイメージで、ぽんぽんと押さえるように拭き取りましょう。

この一連を意識するだけでも、毎日の摩擦をかなり減らすことができます。

6_洗顔は「落としすぎない

髭剃り後の保湿をサボらずに、できる範囲で習慣化を

一日の中でも特に、「髭剃り直後の肌」は、バリア機能が大きく落ちた状態です。ここで肌を何もケアをせずに放置すると、乾燥と刺激が続き、赤みやヒリつきが長引いてしまうことがあります。

刺激の少ない保湿剤で肌を守ってあげることで、炎症が落ち着きやすくなり、色素沈着の予防にもつながります。

5_自宅でできる男性のシミやそばかすの基本ケア

重たい使用感のクリームが苦手な方は、ベタつきにくい乳液や、さらっとした化粧水タイプを選んでも問題ありません。いくつもアイテムを使うのが面倒な場合は、オールインワンジェルだけでも十分ですし、髭剃り後に使うアフターローションだけでも、何もしない状態よりは肌を守る助けになります。

成分や品質に目を向けることも大切ですが、いちばん重要なのは、忙しい毎日の中でも無理なく毎日使い続けられるかどうかです。自分にとって心地よく続けられるものを選び、日々の積み重ねで肌のコンディションを整えていきましょう。

男性向けシミ取りクリームなどの市販薬の選び方

ドラッグストアに行くと、シミ取りクリームや美白系の外用薬がずらっと並んでいて、どれを選べばいいのか迷いがちです。

さらに男性は、スキンケアの習慣や生活リズムによって肌状態がブレやすく、同じ商品でも実感に差が出やすいことがあります。

ただ大前提として、ドラッグストアなどで誰でも買える市販薬の多くは、「肌の代謝や炎症のケアをサポートするもの」が中心です。はっきりと見えるような濃いシミを消すのは、市販品では難しいということを知っておいてください。

9_市販の男性向けシミ取りクリームでシミが整いやすいもの

一日でも早くシミをはっきりと薄くしたいのであれば、市販の外用薬だけで頑張るのではなく、美容皮膚科の受診を視野に入れるほうがよいと言えるでしょう。

市販の男性向けシミ取りクリームで期待できる効果とは?

8_男性向けシミ取りクリームなどの市販薬の選び方

では、市販のいわゆる「シミ取りクリーム」は、どこまで効果が期待できるのでしょうか?

いわゆる「シミ取りクリーム」で期待できるのは、濃いシミを一気に消すのではなく、色素沈着肌全体のくすみ感といった、色ムラへのケアの領域までです。

ただ、髭剃り負け、ニキビ跡、かぶれのあとに残った色ムラなどは、肌への刺激が落ち着いてくるだけで十分に改善されるケースも多いです。髭剃り刺激や摩擦が続いている状態で刺激の強い化粧品を塗っても、むしろかぶれを引き起こし、色ムラが定着しやすくなってしまうため注意が必要です。

シミが気になり始めると、すぐにシミ取りクリームを試したくなるかもしれません。ただ、それよりもまずは日々のスキンケアを見直すことが先決です。

髭剃りのやり方を改善する、洗顔時の摩擦を減らす、保湿と日焼け止めを毎日の習慣にする。こうした基本を整えることで肌のコンディションが安定し、その後のケアの効果も実感しやすくなります。

男性向けのシミ取りの市販薬・スキンケア品の成分は「目的」で選ぶ

また、シミ取りの市販薬や外用を選ぶときは、できる限り「何を狙って取り入れているか」をはっきりさせておくことが大切です。

ビタミンC系の製品は、くすみ感皮脂バランスのサポートとして取り入れやすい一方、肌質によっては乾燥や刺激を感じることがあります。赤みが出やすい方は、使用頻度を控えめにして様子を見るほうが安心です。

10_男性向けのシミ取りの市販薬の成分は「目的」で選ぶ

また、ナイアシンアミドであれば肌のキメを整えたり、くすみ感を和らげたいときに取り入れるとよいでしょう。比較的刺激が出にくいタイプも多いので、敏感肌の方のケアの入口として、相性が良いことがあります。

男性向けのシミ取りの市販薬やスキンケアは、「なんとなく流行っているから」「有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、今の自分の肌に何が必要なのかを整理したうえで取り入れることが大切です。

新しいアイテムを追加するときは、いまの肌の状態や悩みと照らし合わせながら、配合されている成分の働きを確認し、自分の目的に合っているかを考えて選ぶようにしましょう。

市販薬のハイドロキノンをシミに使うときの注意

ハイドロキノンは、メラニンを作る細胞の働きを直接抑える作用をもつ薬で、市販の化粧品やクリームに配合されているものもあります。

ただしハイドロキノンは、もともと刺激が出やすい成分です。

使い方を誤ると、狙っていたはずのケアが逆効果になることがあります。高濃度のものを自己判断で使う、広い範囲にべったり塗る、髭剃りで傷んでいたり肌荒れや赤みがある状態のまま続ける。こうした使い方では、赤みやヒリつきなどの炎症が起こりやすく、結果として炎症後色素沈着が残ってしまうことがあります。

市販のハイドロキノン

特に肝斑は、刺激に反応しやすいタイプのシミです。肌に合わない塗り方をすると、濃くなったり広がったりすることがあるため、自己流での使用は慎重に考える必要があります。

また近年は、ハイドロキノンの長期使用や不適切な使用がきっかけとなり、オクロノーシスという治りにくい色調変化が起こることがある点も知られています。

灰褐色から青黒い斑が出るのが特徴で、米国ではハイドロキノンを含む未承認の市販製品について使用を避けるよう、FDA(米国食品医薬品局)が注意喚起を行っています。

市販のハイドロキノンを使う場合は、まずはごく狭い範囲少量から始め、赤みやヒリつきが出たら無理をせず早めに中止することが大切です。

市販薬や男性向けシミ取りクリームだけでは難しいシミは?

シミの市販薬やいわゆる「シミ取りクリーム」は、色ムラを抑えるケアの範囲であれば効果が期待できます。

ただ、濃い老人性色素斑ADM、肌が盛り上がるような病変では、改善は難しいのが現実です。

こうした症状は、肌の表面をすこし整えるだけでは追いつかず、より深い部分の色素を狙って治療する必要が出てくるためです。

こういった症状が疑われるときは、無理に強い成分を自己判断で重ねて使用し続けるより、皮膚科で診断を受けて、レーザー光治療を検討するほうが改善の近道になりやすいでしょう。

市販薬から美容医療に切り替える目安は?

市販薬から美容医療に切り替える目安は、「一定期間続けても変化が乏しい場合」「そもそも市販で対応しづらいタイプが疑わしい場合」です。

期間の目安としては、まずは8〜12週間ほど続けてみて、薄くなる気配がない場合は切り替えを検討してもよいでしょう。

miko先生診察

もし自分のシミがどのタイプか分からない、市販薬でいいのかレーザーが近道なのか迷うという方は、フラルクリニックのスタッフによる無料カウンセリングで、肌状態を確認してみてください。

一人ひとりの肌状態にあわせて最適な治療方法をご提案させていただきます。

美容皮膚科での男性のシミ・そばかす・肝斑などの治療法

美容皮膚科でシミ治療を考え始めたものの「選択肢が多くて、どれが自分に合うのか分かりにくい」と感じている方も多いと思います。

ここからは、美容皮膚科のシミ治療の種類や選択肢を、フラルクリニックでの治療の考え方に沿ってご紹介します。

まずは医師による診断が大切

シミは、種類によって得意な治療がまったく違います

スポットのレーザーがいいのか、肌全体で整える治療が合うのか、外用や内服を軸にしたほうが安全なのか、などを見極めるためには、シミの種類や肌の反応を踏まえて治療の順番まで設計できる、経験の深い医師による診察が大切になります。

フラルクリニックでは医師の診察のうえで、肌状態やシミのタイプごとに、以下のような治療方法をご案内していきます。

※以下の表はあくまで目安であり、最適な治療法は診察を通してご提案させていただきます。

肌状態・シミのタイプ向いている治療
輪郭が比較的はっきりした濃いシミが点在しているシミ取りレーザー
薄いシミやそばかすが顔全体に広く散っている、くすみ感や色ムラが気になるフォトフェイシャル
頬のあたりに左右対称にもやっと広がる色ムラがあり、肝斑が疑われるレーザートーニング
レーザートーニングより肌の深い層に残る色を取り除き、肌質の底上げも一緒に狙いたいピコトーニング
そばかすが広範囲に散っているので全体的に薄くしたいそばかすシャワー(ピコフラクショナル)
濃いそばかすを一つひとつしっかり狙って消したいそばかす取り放題(ピコスポット)
そばかすや炎症後色素沈着が主体で、摩擦などの刺激が入りやすい部位の色ムラが続いているフラルスキン治療(トレチノイン+FLALUコスメ)

ここからは上記の治療内容について、1つずつ解説していきます。

シミをピンポイントで狙うならシミ取りレーザー治療

輪郭が比較的はっきりした濃いシミは、レーザーでピンポイントに狙う治療が近道になることがあります。

フラルクリニックの使用機器は、ピコレーザー「エンライトンSR」です。シミの色や反応の出方を見ながら、マルチパス照射「抜けもれ」を減らしつつ、肌への刺激を抑えることが可能になっています。

ピコレーザー_エンライトンSR_厚労省承認
マルチパス照射と従来の照射の違い

さらに前処置とアフターケアを組み合わせて、従来の治療法よりも色戻りや炎症後色素沈着をできるだけ起こしにくい状態を作っていきます。

フラル式と一般的なレーザーの違い

シミ取りレーザーの症例写真

症例①

シミレーザー経過2_mask

施術名
フラル式シミレーザー治療(ピコレーザーを使用)

施術の説明
シミの原因であるメラニンに反応するレーザーをピンポイントで照射し、シミを除去する治療です。シミの色素を破壊し自然な肌の色味に改善します。

施術のリスク・副作用
疼痛・発赤・火傷・色素沈着・白斑・肝斑増悪・ざ瘡悪化の可能性があります。

施術の価格表示
18,800円

FLALUクリニックの『フラル式シミレーザー治療』について詳しくは、こちらのページをご覧ください。

光治療によるフォトフェイシャル|薄いシミが広く散る・くすみ感や色ムラを面で整えたいとき

フォトフェイシャルは、レーザーで一点を強く狙うのではなく、顔全体にやさしく作用させながら、肌の色ムラを整えていく治療です。

細かい色ムラやくすみが全体に散っているときは、スポットで一つずつ取るよりも、顔全体をまとめてケアしたほうが見た目の印象が変わりやすいことがあります。

フォトフェイシャルによるシミ治療

フォトフェイシャル1_mask

施術名:フォトフェイシャル

施術の説明:厚生労働省承認の「M22」を使用し、IPL(光エネルギー)で顔全体の美肌・美白を目指す治療です。

施術の副作用:疼痛・発赤・火傷・色素沈着・白斑・肝斑増悪、稀にざ瘡悪化の可能性があります。

施術の価格:¥ 59,800〜¥ 79,800

FLALUクリニックのフォトフェイシャルM22については、以下のページで詳しく紹介しています。

レーザートーニング|肝斑やくすみを穏やかに整えていく治療

肝斑やくすみのように、頬のあたりに左右対称にもやっと広がる色ムラは、強い刺激を入れるとかえって濃くなることがあるため、治療の選び方がとても重要になってきます。

レーザートーニングは、弱い出力でレーザーを均一に当てていくことで、メラニンを少しずつ減らしながら、肝斑くすみを整えていく治療です。

肝斑記事_レーザートーニングの説明画像

【症例写真】レーザートーニング20回治療の経過

治療の概要
・治療部位:両頬の肝斑
・使用機器:レーザートーニング
・治療回数:20回
・治療期間:約10カ月(月2回ペース)

肝斑治療の症例経過の一覧表

レーザートーニングについては、こちらのページをご覧ください。。

ピコトーニング|肌の深い層の色素を砕き、肌質改善効果も

ピコトーニングは、レーザートーニングよりもやや深い層、真皮側まで届きやすい機器です。そのため、表面の色だけでなく、肌の深い層に残っている色の改善を狙いやすくなります。

また、真皮側で反応が起こることでコラーゲンのリモデリング(肌の環境を整え直していく変化)が促され、肌のハリ感毛穴の引き締まりといった効果も期待できます。

そばかすシャワー|そばかすの状態にあわせて複数の治療法でアプローチ

使用機器はピコレーザー「エンライトン(Enlighten)SR」で、フラクショナルモードで照射します。 レーザーを点状に細かく分けて、肌表面全体に均一に照射することで、そばかす全体を少しずつ薄くしていきます。

そばかす治療の症例

施術名:そばかすシャワー(ピコフラクショナル)
施術の説明:ピコレーザーでそばかすがある範囲を面で全体的に照射していきます。
施術の副作用:炎症後色素沈着、赤み、治療後3日から1週間程度は薄いかさぶたができます。
施術の価格:24,800円

また、「そばかす取り放題(ピコスポット)」は、そばかすを一つひとつ丁寧に照射していく方法です。

そばかす取り放題の症例

施術名:そばかす取り放題(ピコスポット)
施術の説明:ピコレーザーでそばかすを一つひとつ照射します。
施術の副作用:炎症後色素沈着、赤み、5〜10日、目立つかさぶたができます。
施術の価格:60,500円

フラルクリニックでのそばかす治療については、下記のページをご覧ください。

フラルスキン|内側と外側の両側からやさしくシミの改善を目指す

そばかすや炎症後色素沈着、摩擦が入りやすい部位の色ムラは、レーザーで強く反応を狙うよりも、まず炎症が起きにくい肌状態を作り、外用内服を軸に整える方が結果が安定しやすいことがあります。

フラルクリニックのシミクリアセットは、内服のトラネキサム酸と、高浸透型ビタミンC誘導体配合の美容液「レアセラム」専用クレンジングを組み合わせて、色素沈着を内外からケアする設計です。

まずは肌の基礎を整えるところから始めたほうが改善しやすい方や、ダウンタイムの期間が取りづらい方は、こうしたケアも選択肢の一つとなります。

症例写真(フラルスキン治療8カ月+内服薬)

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フラルスキン_レビュー_mask

施術名:フラルスキン+内服

施術の説明:レアセラム(美容液)とトレチノインを使用してシミや肌のくすみ治療を行います。

施術の副作用:赤み、肌のひりつき、皮剥けなどの可能性があります。

施術の価格:¥33,000

※症例の詳細は2025年10月時点でのものになります。

このように、シミの治療法は多岐にわたります。見た目が似ていても、種類や肌状態によって選ぶべき方法は大きく変わってくるのです。

miko先生の診察

最適な治療法を選ぶためには、原因を正しく見極めることが大切です。

顔のシミが気になりはじめた方は、フラルクリニックのスタッフによる無料カウンセリングに、お気軽にご相談ください。

男性のシミ・そばかす治療についてのよくある質問

Q. メンズ用のシミ取りクリームだけで本当にシミが消えますか?

A. 薄い色ムラや炎症後色素沈着では、刺激を減らしながら外用で整えることで改善を感じることがあります。

一方で、濃い老人性色素斑や盛り上がる病変、ADMなどはセルフケアだけでは限界が出やすく、美容医療の方が近道になることが多いです。

特にそばかすは体質の影響が大きく、市販の外用薬や内服薬はあくまで「サポート」としては有効ですが、しっかり薄くしたい場合は光治療など医療の検討が現実的です。

Q. そばかすは一度取ってもまた出るのですか?

A. そばかすは体質や遺伝の影響を受けやすいことが特徴で、治療で薄くしても、紫外線を浴びるとまた濃く見えてくることがあります。

日焼け止めの塗り忘れや塗り直し不足、帽子などの対策不足が重なると目立ちやすいため、治療と同じくらい予防が重要です。

また、濃いシミが混在していると「戻った」と感じやすいので、気になる場合は診察で整理しておくと安心です。

Q. 髭剃りをやめればシミは薄くなりますか?

A. 髭剃りが炎症後色素沈着の引き金になっている場合は、刺激を減らすだけで色ムラが落ち着くことがあります。

ただし、老人性色素斑のように紫外線が主因のシミは、髭剃りだけをやめても改善しないことが多いです。

Q. シミ取りレーザー後に跡が濃く見えたら失敗ですか?

A. 治療後に一時的に濃く見えるのは、失敗というよりも経過の一部として起こることがあります。レーザー後は、赤みが出たり、かさぶたのような反応が起きたり、薄いシミが一度濃く浮き上がって見えることがあります。

ここで焦ってこすったり、無理に剥がしたりすると、炎症が強くなって色素沈着が残りやすくなるので注意が必要です。

そばかすの光治療でも一時的に濃く見える反応が出ることがあるため、こすらず保湿と紫外線対策を優先してください。赤みが強い、痛みが続く、長引くなど不安がある場合は、早めに施術を受けたクリニックへ相談しましょう。

Q. シミ取りは何科に行けばよいですか?

A. シミ取りは、一般皮膚科でも美容皮膚科でも、どちらでも相談して大丈夫です。まず大切なのは、シミに見えるものが本当にシミなのかを確認し、治療の方向性を整理することです。

そばかすも、濃いシミが混ざっていることがあるため、自己判断で外用薬を強くする前に、診察でシミのタイプを確認すると治療の遠回りを減らせます。

特に美容皮膚科は見た目の改善を目的に、一般皮膚科よりもレーザーや光治療などの選択肢が幅広く、ダウンタイムや仕上がりの希望に合わせてプランを組みやすいのが特徴です。できるだけ早く変えたい、そばかすをまとめて整えたい、治療後のケアまで含めて一緒に考えたいという方は、美容皮膚科が合うことも多いです。

男性のシミやそばかす対策のまとめ

男性のシミやそばかすは、原因をしっかりと見極め、それぞれのタイプに合った正しい対策を見つけることが、いちばんの近道です。

シミは紫外線の蓄積や炎症のあとに起こる色素沈着が主な原因となりますが、そばかすは体質遺伝的な要素が関わることが多く、思春期から目立ちやすいのが特徴です。

どちらも紫外線の影響で濃くなりやすいため、日焼け止めの継続使用は基本になります。

診察室前_dr.miko

もし自分のシミがどのタイプか分からない、どの治療が最適なのか迷うという方は、フラルクリニックで一度、スタッフによるカウンセリングを受けてみてください。

肌状態を確認したうえで、無理のない治療ケアについてご提案させていただきます。