シミができやすい人の特徴は?シミができる原因と対処法

色素沈着

シミは、同じ紫外線の量を浴びても個人の体質の差により、シミができやすい人とできにくい人に分かれます

この記事では、シミができやすい人の特徴を詳しく解説しています。

さらに、シミ予防に役立つ生活習慣やシミの改善効果が期待できる有効成分も詳しく紹介します。

自分がシミができやすい体質だと感じている方は、ぜひ参考にしてください。

シミができやすい人の特徴は?

個人の体質により、同じ紫外線量を浴びても、シミができやすい人とできにくい人がいます。

シミができやすい人の特徴は下記のとおりです。

シミ

肌質

肌が色白の人は一般的にメラニン色素の量が少ないため、紫外線から肌を守るためにメラニンを過剰に生成しやすい特性があります。

そのため色白の人は、日焼けや紫外線への感受性が高まり、シミができやすい傾向があります。

色白の人は特に紫外線対策が大切で、日常的に日焼け止めや帽子、サングラスなどを活用して肌を守ることが重要です。

乾燥肌

乾燥肌の人は、肌の水分不足がターンオーバー周期を乱し、古い角質がたまりやすくなります。また、肌のバリア機能が低下し、外部刺激に敏感に反応するため、シミのリスクが高まります。

乾燥肌の人には正しい保湿ケアが特に重要で、適切な保湿剤を使い、肌の水分バランスを保つことがシミ予防につながります。

睡眠不足

睡眠不足は肌にさまざまな悪影響を及ぼします。慢性的な睡眠不足は肌の新陳代謝と肌のターンオーバー周期を乱し、シミの発症を促進します。質の良い睡眠を確保し、十分な休息を取ることが肌の健康にとって重要です。

栄養不良

栄養不良もシミの原因となります。高脂肪や高糖分の食事、食品添加物が多い食事は活性酸素を増やし、メラノサイトを刺激してメラニン色素の生成を促進します。

バランスの取れた食事、特に抗酸化作用のあるビタミンやミネラルを摂取することが大切です。

ストレス過多

ストレスは肌にも悪影響を及ぼします。ストレスは活性酸素を増やし、ホルモンバランスを乱すことがあり、それがシミの発症を促進する要因となります。

ストレスを軽減し、リラクゼーション法を取り入れることがシミ予防に役立ちます。

喫煙

喫煙によって血流が滞ると、肌に栄養が行き渡りにくくなり肌のターンオーバー周期が乱れ、シミの原因となります。

喫煙によって体内に取り込まれる有害物質が肌にダメージを与え、血流が悪化し、肌の老化が進みます。喫煙をやめることは肌や全ての健康にとって非常に重要です。

遺伝的要因

肌の遺伝的な特性により、シミができやすい傾向があるため、家族にシミが多い場合、遺伝的な要因が影響している可能性が高いです。

これらの要因が複合的に積み重なり、シミ体質ができあがるのです。

シミの種類と原因

ひとことでシミといっても、その種類は様々でできる原因も異なります。それぞれのシミについて詳しく解説します。

粉瘤

老人性色素斑(日光性黒)

老人性色素斑は紫外線による刺激が主な原因で、メラノサイトがメラニン色素を過剰に生成し排出されず肌に蓄積されることによって作られます。

老人性色素斑は紫外線の当たりやすい顔の頬骨の高い位置にできることが多く、薄茶色や茶色で輪郭がはっきりしていることが多いです。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着はニキビ、傷、虫刺されなどの肌の炎症後にできるシミで、炎症がメラニン色素の過剰生成を促します。

炎症後色素沈着はニキビや傷など外部刺激による炎症があった箇所にでき、ターンオーバーの乱れによりメラニンが肌に蓄積されることによって作られます。

肝斑

肝斑は主に女性ホルモンの変化に関連し、妊娠、出産、ピルの服用などが影響します。

ホルモンバランスが乱れた肌に紫外線が当たると肝斑ができやすくなります。

肝斑は頬骨や目の周りなどに左右対称にでき、境界がぼやけており、薄茶色や茶褐色の場合が多いです。

ハイドロキノンとトレチノイン

雀卵斑(そばかす)

そばかすは主に遺伝的な要因が関与し、色白で乾燥肌の人に多く見られます。そばかすも紫外線により悪化します。

そばかすは茶褐色の小さなシミで、顔に散在しています。他にも二の腕、背中など、できる箇所が決まっていないのが特徴です。

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシスができる原因ははっきり解明されていません。

正確な原因は不明ですが、思春期以降の女性に多く見られ、遺伝的な要因が関与している他、紫外線にも影響されます。

後天性真皮メラノサイトーシスは灰色~褐色の点状の色素斑で、頬骨の部分に多く、他のシミと合体することが多いです。

シミは種類ごとに、治療や予防方法が異なります。例えば、老人性色素斑は紫外線対策が重要であり、肝斑はホルモンバランスの管理が必要です。

炎症後色素沈着は炎症の治療と肌のターンオーバー周期の促進に役立ちます。それぞれのシミの種類に合わせて、適切な治療選択が大切です。

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シミができやすい人が注意すべき生活習慣

シミができやすい人は、日々の生活でもシミ予防に効果的な習慣を取り入れることが大切です。

今あるシミを大きくしないために、これからシミが出てこないようにするためにも実践しましょう。

シミ予防に効果的な生活習慣は下記のとおりです。

紫外線

紫外線対策

紫外線はシミの主要な原因です。人は毎日、曇りの日や屋内でも紫外線の影響を受けています。

日焼け止めを一年中塗って紫外線を避けましょう。顔だけでなく、首やデコルテにも伸ばします。手の甲や腕もシミが目立ちやすい部位なので忘れずに塗ります。

長時間外にいる場合、SPF(紫外線B波対策)の高い日焼け止めを選びます。SPFは紫外線から肌を保護する能力を表します。

また、PA(紫外線A波対策)の評価もチェックし、紫外線Aからも肌を守る製品を選びましょう。PA+からPA++++など、評価が付いています。
帽子、サングラス、長袖の衣服を着用して直射日光を遮ることも大切です。

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シミに良い食材を取り入れる

栄養バランスのとれた食事にも気を配りましょう。ビタミンA、C、Eなど抗酸化力の高い栄養素を多く含む食材を積極的に摂ります

特にシミに良いとされるビタミンCは、生の食材から摂ると効果的です。

また、十分な水分を摂ることも肌表面の水分量がアップし、肌のバリア機能をキープするのに役立ちます。

冷え性の方は体を温める食材を積極的に取り入れて下さい。

冷えは末端の血流が滞り、肌のターンオーバーの乱れにつながります。夏でも冷たいものだけではなく、身体を温める食事も心がけて下さい。

ビタミン

スキンケア

スキンケアの際、肌に刺激を与えないように気をつけましょう。肌を擦ったりさすったりしないことが大切です。

シミ、特に肝斑は摩擦によって増える特性があるためです。

スキンケアはこすらず指や手のひらで優しく肌になじませるように塗布します。洗顔や入浴後、肌は柔らかく刺激を受けやすい状態です。

タオルで肌をこするのではなく、軽く押し当てて水分を吸収させ摩擦を軽減して下さい。

洗顔

上質な睡眠をとる

質の良い睡眠は肌に健康をもたらします。睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌の修復とターンオーバー周期の安定に役立ちます

深い眠りを促すために、寝る前にリラックスできる環境を整え、ブルーライトを発するスクリーンの使用を寝る2時間前には避けることが大切です。

規則的な生活リズムを保つことでストレスが減少し、肌の健康をサポートします。適度な運動は適度な疲れを生み、睡眠の質がアップします。

また、運動は血流を促進し、肌の代謝を向上させます。時間に余裕がない場合でも、階段の利用や日常生活での軽い運動を心がけてください。

睡眠

自宅でできるシミの予防方法

生活習慣を改善したら、次はシミに効くとされている医薬品・医薬部外品や化粧品を日常生活に取り入れてみましょう。

シミ予防に効果が期待できる成分は下記のとおりです。

くすみのない肌
成分内服/外用刺激の強弱
ビタミンC内服/外用ほんのり刺激がある可能性。
多くの場合刺激は少ない高濃度のものは塗るとピリピリする可能性
ハイドロキノン外用赤みやピリピリ感、かゆみが起こる可能性
アルブチン外用刺激が少ない
グリチルリチン酸外用低刺激
トラネキサム酸内服/外用低刺激含有量の多い処方薬の場合は副作用が起こることも
ナイアシンアミド内服/外用まれにかゆみが起こる可能性

ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンCは抗酸化作用が高く、メラニンの生成を抑制し、既存のシミを薄くするのに役立ちます。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌のハリと明るさを保つのに寄与します。 スキンケア製品としては、ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸)が使用され、安定性が高まっています。

朝のスキンケアルーチンにビタミンC製品を使用することで、紫外線から肌を保護する助けにもなります。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、メラニン色素の生成をブロックし、シミを薄くするのに有効な成分です。

適切な濃度で使用されることが重要で、一般に医師の処方に基づいて使用されます。

ハイドロキノンを使用する際は、紫外線対策が不可欠です。

スキンケア

アルブチン

アルブチンは、メラニン色素の生成を抑制するために使用される天然由来の成分です。

ハイドロキノンと同様の効果を持ちつつ、刺激の少ない選択肢として注目されています。

グリチルリチン酸

グリチルリチン酸は、抗炎症作用を持ち、肌の色ムラを軽減し、肌を鎮静させる助けになります。 日焼け後の肌にも利用され、シミ予防効果が期待できます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニン色素の生成を抑制し、肌の色ムラやシミを改善するのに役立つ成分です。 肌のトーンを均一化し、明るくする効果があります。

ナイアシンアミド

ニアコミドは、肌の保護バリアを強化し、炎症を鎮める作用があります。 シミを薄くするだけでなく、肌を健康な状態に保つのに役立ちます。

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