顔のたるみ
顔のたるみの改善方法について、効果的なケア方法をお伝えします。
1.ズバリ!RFで熱を加えコラーゲンを引き締める
RF(高周波)によるたるみケアは、ほとんどすべての人におすすめできる治療で、たるみケアの基礎中の基礎になります。RF:高周波と言われるエネルギーを使って、肌の中から温めることによって1番目の原則、緩んでいるコラーゲンを引き締めることができます。
また、コラーゲンを増やしてくれるおまけつきです♪
コラーゲンの引き締めや増加の促進が可能で、実際にクリニックでも5年以上使用し、効果も良く自信をもっておすすめできる機器が、
・テノール(アクセントウルトラの機能の一部)
の2つです。
サーマクールもテノールも同じような原理の機器ですが、大きな違いは効き目を感じるまでの時間と持続性。
サーマクール
☆直後にいったん「顔がすっきりした」と感じて、その後元に戻ります。
☆半年後にフェイスラインがすっきりして効果を実感し、友人に「痩せた?」と必ず聞かれます。
☆施術は1~2回/年のペースです。
☆皮膚の中から引き締める効果です。
テノール
☆施術直後に顔が「引き上がった」との実感度はサーマクール以上です。
☆2週間ほど効果が持続します。
☆施術は2週に1度のペースがオススメです。
☆皮膚の中からの引き締め&むくみ改善効果があります。
☆ヒートショックプロテインのおかげで、ふっくら&コラーゲンを増加します。
たるみがはっきりわかる方、40代以上の方は、サーマクールを年に1回、テノールを月に1~2回のケアを行えば、5年後にはケアをしているのとしていないとでは雲泥の差です。
サーマクールを1年に3.4回受ければいいのでは……とおっしゃられる方もいますが、それは逆におすすめできません。
なぜなら、サーマクールをあまりに頻繁に受けると、かえって固い感じの肌になってしまいます。
イメージ的には、サーマクールは鶏肉を電子レンジの「強」でチンしたイメージです。
チンすると鶏肉がきゅっと引き締まりますよね。でも、何度もチンを繰り返すと、引き締まりすぎて固いお肉になっちゃうのと同じです。
一方、テノールは電子レンジの「弱」でチンするイメージです。
程よく引き締まりながら、ふんわりと柔らかい仕上がりになります。
私も、1年に1度(あるいは10ヵ月ぐらいに1度)サーマクール施術を受けながら、月に1~2回のテノール施術を受けています。特に、テレビや雑誌の撮影があるときは、前日に「テノールを受けなくっちゃ!」と慌てて、スタッフにお願いしているくらいです(#^^#)
サーマクールとテノールの良い点
この2つの施術、どちらもお肌の表面に何も反応を残さないため、「明日の同窓会に」「結婚式に参加する直前に」とイベント直前に鏡を見て唖然とした……という時でも大丈夫です。
テノールは思わず寝てしまうくらい気持ちが良いので、癒されながら顔がリフトアップする、嬉しい一石二鳥効果です。
エステ機器の効果の低さに唖然・・・
テノールは非常に効果的で私も大好きなのですが、当クリニックでも大人気で予約が取りにくくなってしまっていたある日、もう一台テノールが欲しいな……と思ったことがありました。
しかし、テノールは高額な機器の為そんなに何台も購入はできません。
そこで、テノールを購入した商社に「同じような効果のある機器で、もっと予算を抑えたものは無いの?」と聞いたところ、「あります!」との回答をいただきました。
エステ用の機器を、クリニック仕様にバージョンアップしてより効果を高めた機器です。
早速その機器を購入し、私自身やスタッフ、そしてテノールをいつもご愛用頂いているお客様数十名で、それぞれ何度も試してみましたが・・・
結論から言うと、全く効果がありません!
1.2回の施術では、温まり方が違うなと言う程度の感想でした。しかし、さらに施術を受けて冷静に考えると、肌の表面が温かくなるだけで、テノールのように肌の中の方にしっかり熱が加わっている感じがしないのです。
エステ用の機器は、肌の表面をただ撫でている感じで、むくみが若干改善される程度です。
私だけではなく、スタッフも、普段テノールの施術を受けてくださっているお客様も皆さん同じような意見でした。(患者様ははっきりと、テノールの方にして……とテノールを選ばれました)
エステ用機器はサーマクールやテノールのようにRFとうたっていても、効果が全く期待できないものです。
当然、テノールをもう一台追加購入することにしました・・・
エステ機器は確かにお安くてお手頃でしたが、効果のない機器は全く役に立ちません・・・まさに安物買いの銭失い・・・お勉強代でした。
2.筋肉と皮膚のつなぎ目を引き上げること
この治療に最も効果を発揮する機器は「ウルセラ」です。
とても良い機器なのですが、現在当院では使用していない機器です。そのため、正しいことは言えないかもしれませんが、私自身2回ほど施術を受けたことがあります。
施術を受けての印象は「うんうん、引き上げられた!」
いわゆる、鏡を見ながら両手で頬を引き上げて「こうならいいのに・・・」とイメージです。
この機器は効果は良いのですが、深いところまで効く分、危険性も他の機器よりあります。
一番の危険性は、神経の麻痺や痛みです。
医療用のウルセラは安全策が取られているため、トラブルは少ないです。万が一、痛みがあったとしても痛み止めの特殊なお薬を飲んでいただければかなり改善します。(ドラックストアで売っている痛み止めとは種類が異なり、病院でしか処方できません…)
エステのHIFUは危険だらけ
やけどの報告や、神経がしびれたと、感覚がおかしくなったなど……そんな報告が相次いでいます。
3.頬の脂肪を減らすこと
頬の脂肪を減らすためには、超音波で脂肪細胞を壊してくれるアクセントウルトラがピカイチです。
そもそも、脂肪を減らすことができる医療機器は大きく3つ
2.脂肪を熱して壊す「スカルプシュア」
3.脂肪細胞を超音波で壊す「アクセントウルトラ」
そして番外編「脂肪溶解注射」という方法もあります。
この中で、顔にも施術が可能なのが、アクセントウルトラシリーズと脂肪溶解注射です。
「1」のゼルティックでは、顔の脂肪を冷やすことが機器の構造上できません。
「2」のスカルプシュアも同様に体用に作られているので、構造上、顔の脂肪を減らすことができません。
唯一、「3」のアクセントウルトラが機器としては、最初から顔用の治療パーツがあり、顔の治療をすることを前提として作られています。
さらに、アクセントウルトラの良い点は「脂肪を減らす」「皮膚のたるみを改善する」が同時にできる機器である点です。(正確には、ウルトラの脂肪破壊+テノールのたるみケアが一度にできる機器)
実際、ケアに当たるとアクセントウルトラの脂肪細胞を壊す効果は、顔で一番よく分かります。
また、アクセントウルトラでケアをすると「脂肪を均一に減らす」ことができるので、凸凹になりにくいという利点があります。
脂肪溶解注射と違うのはこの点です。
注射でのケアは、効果が出やすい人と出にくい人に分かれるという事がある点と、注射を打つ部位によって、脂肪の減り方に偏りが出てしまう点が欠点と言えます。
それに、脂肪溶解注射・・・顔に注射をすること自体が怖いというお声もいただきます。
アクセントウルトラなら
☆肌の表面からのケアなので、怖くない・痛くない
☆凸凹にならず、均一に減るので不自然さがない
と、顔の脂肪を減らすための好条件がそろっているので、本当に良い機械だなと思います。
エステ用のキャビテーションは全くの別物。顔には危険。
超音波で脂肪を壊す…と言うと、エステ用のキャビテーションという機器があります。
当サロンでも使っていますが、これとアクセントウルトラは全く別物です。
そもそもキャビテーションで脂肪細胞を壊すという根拠が乏しいです。
脂肪細胞を壊すというより、脂肪同士が固くくっ付き、セルライトになってしまっている状態をほぐしているのです。そして、脂肪細胞が壊れやすい環境を作るため、滞ている水分の循環を促してむくみを取るために適している機器だと思います。
顔に、キャビテーションを使うと
・骨伝導で強い刺激のある音が内耳に伝わるため、聴覚の障害が出る可能性もある
実際に、当サロンのキャビテーション2種類を、それぞれ頬に試してみましたが、本当にキーンと不快な強い音が耳に伝わり、どんなに頑張っても数分でギブアップでした。
幸い1回のお試しだったので聴覚には問題なしでしたが、これを続けたら確実に耳に悪そうな印象でした。
そのため、エステの機器では、顔の脂肪を壊せるものはありません。
ほうれい線が目立つ人は、脂肪を減らす必要がある
たるみケアの中でよく言われるのが「ほうれい線を改善したい」というご要望です。
ほうれい線を改善するというと、ヒアルロン酸注入がよさそうと考えますよね・・・
しかしハッキリ言ってほうれい線は、肌全体のたるみ + 脂肪のたるみ(脂肪の隔壁のたるみ)によるものです。
ほうれい線のたるみが強い人に、当院では、ヒアルロン酸の注入をお断わりすることがあります。
理由として、ただでさえ脂肪でボリュームがある部分に、ヒアルロン酸を足すと更にボリュームが増します。
一時的には頬が持ち上がったような感じに見えますが、長期的に見ると、かえってボリュームが増えたことで、よりたるみやすいのではないかと感じています。
ほうれい線が気になって、ヒアルロン酸の注入を希望する患者様に、左右どちらのほうれい線が気になるかを聞くと、必ず頬のボリュームが多い側を気にされています。
私が客観的に正面から見ると、ボリュームの左右差が分かるのですが、ご本人はただただほうれい線が深い事だけに目を取られているのです。
そのため頬のボリュームが多いことに気付かないのです。
このようなケースでは、ボリュームが多くてほうれい線が深いことをご説明して、「ボリュームを足す(ヒアルロン酸注入)」ではなく、「ボリュームを引く(脂肪を減らすアクセントウルトラ)」をお勧めしています。
私にぴったりのほうれい線改善方法が分かる!セルフチェック
ご自身ではなかなかどのような方法がたるみ解消に良いか判断するのは難しいかと思います。
簡単なチェック項目を作ってみましたので、以下の質問で当てはまるものにチェックを入れてください。
たるみケア見分けのチェック
□ フェイスラインを見てブルドック顔になっている(段差ができている)(A/B)
□ マスクをすると10歳以上若く見える(A)
□ 肌表面にちりめんジワが多い(B)
□ BMI22よりも体重が重い(BMI=体重÷身長(m)÷身長(m))(A)
□ 子供のころからお餅みたいに伸びのよい頬だった (B)
Aが2つ以上当てはまる人:脂肪が多くてボリュームがあるタイプ
Bが2つ以上当てはまる人:皮膚の網目構造が粗い(スカスカ)なため、若いころからたるみやすい
1つも当てはまらない人:ボリュームを頬の高いところに足した方が良いタイプ
Aの脂肪が多いタイプ
まずは、アクセントウルトラで脂肪を減らします。これをやらないと意味がないです。
そして、サーマクールやテノールで緩んでいるコラーゲンを引き締める!
特に、脂肪が減った後は肌表面が伸びてしわになりやすいので、2週間に一度のテノールケアを繰り返し、肌のハリを取り戻すことも必要です。
あまりにも皮膚が余ってしまった場合は、スマートサイドドットというレーザーでの肌表面の引き締めが必要です。
Bの皮膚の網目構造が粗いタイプ
こちらのタイプの方のたるみケアは、根気が必要です。
なぜなら、もともとの肌を支える土台構造が少ないので、支えきれずにたるんでいるからです。
まずは、何をおいてもサーマクールの治療をオススメします。
通常は、10か月~1年に1度程度のサーマクールを、半年に1度のペースで行ってもOKです。
ヒートショックプロテイン効果で、コラーゲンを増やしてくれるテノールも必須です。(サーマクールでも、テノールでも「上がった」感の即効性に欠けるタイプ)
一生懸命ケアをしてもすぐには効果が表れにくいタイプですが、めげずに続けると2年後には写真を撮った時にハッキリわかるくらい結果が出ています。
効果がすぐに出ないからと、諦めてしまうと…10年後にはフェイスリフトの手術を選択せざるを得ないことになる人もいらっしゃいます。
1つも当てはまらない、ボリュームを頬の高いところに足した方が良いタイプ
この方は、ヒアルロン酸の注入が一番効果的です。
更に目の下の頬骨を肌の上から触って、すぐに骨っぽい感じがある方はまさにヒアルロン酸注入が向いています。
このタイプで、頬がコケている感じがする方は、あまりサーマクールをやりすぎない方が良いです。頻度としては、40代の方であれば2年に1度ぐらいがオススメです。
テノールは、試してみてふっくら感が出るようであればオススメできる施術です。
たるみケアの原則まとめ
たるみケアとまとめて言っても、向き不向きがあります。
そして、それよりも重要なことはたるみケアは、しっかり引き上り&引き締め効果が出るまで意外に時間がかかるという事です。
一時的なイベントの時などは、テノールで一過性にハリのあるリフトアップ効果を出すことは可能ですが、本気でたるみを解消するには継続的なケアが必要です。
そんな気長なケアをスタートするのは、鏡を見て疲れ顔が気になった時です。
まずは、悩むよりもお手軽にお試しできるテノールを体験してみてはいかがでしょう?
たるみ治療前の注意点
トレチノインやレチノールが入った化粧品、ニキビ薬を使用している方で当院の治療をご希望の方は、来院までの1週間トレチノイン、レチノール化粧品、ニキビ薬の使用休止をお願いします。
たるみ治療の予約はこちら
顔のたるみのお悩みに効果的な施術
施術が受けられるお店
AdeBクリニック秋田FLALUクリニック大阪梅田院
FLALUクリニック東京浜松町院
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