首にできるイボの種類(老人性イボからスキンタッグ)

首イボの種類

治療できる首イボの種類

首にできるイボと一言で言っても、様々な種類のイボがあります。

自分のイボがどの種類のイボにあたるかを知ることが、イボの治療の第一歩です。

首イボと言われている「老人性イボ、脂漏性角化症、アクロコルドン、スキンタッグ(スキンタグ)、懸垂性線維腫、ぽつぽつしたイボ」に関してご説明していきます。

1.脂漏性角化症(老人性イボ)

あなたの顔にこんな症状があったら、それは脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)かもしれません。

脂漏性角化症は、年齢と共に発生するイボです。

でも、実はこの脂漏性角化症を「イボ」と思っている人は少なくて、このイボで当院を受診される方の8割は

「顔のシミが盛り上がってきて…」
「このシミを取りたいです」

とシミだと思っていらっしゃいます。

ご自身のお顔も、茶色いシミが増えたな……なんて感じた時は、ゆっくりそのシミに触れてみてください。

周りの皮膚より、わずかに盛り上がっている、ファンデーションを塗った時に粉がたまってしまう、その症状が見られたら「脂漏性角化症」を疑いましょう。

触ってもわからない…という方もご安心を!

皮膚科で診察してもらうと、ダーモスコピーという拡大鏡を使用し、専門家ならすぐに判断が可能です。

うつる?うつらない?どんどん増える?

気がついたら顔のイボがどんどん増えてくると感じている方も多いと思います。

体質的にできやすい人には、できてしまうイボなので、うつったりするものではありません。また脂漏性角化症は「非ウイルス性」のイボのため、触ったからといって、増えるということもありません。

皮膚のどのくらいの深さにあるの?

皮膚のできものを治療するうえで大切な点は,「皮膚のどのくらいの深さにあるか」です。

この深さによって治療後に傷が残るかどうかが決まるので、大事なポイントです。

さて、気になる脂漏性角化症の深さは……ご安心ください。皮膚の浅いところ「表皮」と言われる深さまでにしかこのイボはありません。どちらかというと皮膚表面にのっているというイメージの方が、わかりやすいかもしれません。

治療を受けたいけれど傷が残るのが心配

嬉しいご報告!脂漏性角化症は皮膚の表面にあるので、治療後に傷跡として残ってしまう可能性はとても低いです。

悩んでいる方にとって朗報ですね!!

ガンにならないか心配な方もいるかもしれません。このイボは、皮膚の表面に乗っかっているような感じということからもイメージできるように、良性のできもののためガン化することはありません。

治療方法はどんなものがあるの?

治療は、保険診療では液体窒素、自費診療では炭酸ガスレーザーでおこないますが、Dr.miko的なおすすめは炭酸ガスレーザーです。

その理由として、下記のものがあげられます。

(1)1回で取れる

(2)治療後のシミができる確率が低い(液体窒素で治療した方の9割の人に、シミになる副作用がみられる)治療後に1週間ほどテープを貼ると、よりきれいに治ります。

せっかく治療したのだから、再発させたくない!

脂漏性角化症は、刺激でできやすくなります。汗をかいて痒くて掻いたり、紫外線を強く浴びると急に増えることがあるので紫外線対策をしっかりおこなって、痒くならないようにかぶれにくい基礎化粧品やメイク用品を使うことがオススメです。

2.首イボ(アクロコルドン・スキンタッグ・軟性線維腫)

アクロコルドン=スキンタッグ=「軟性線維腫」です。

首イボで調べると、いろいろな名前が出てきますよね。

・アクロコルドン

・スキンタッグ

・軟性線維腫

「いったい私のイボはどれなのだろう?」と言いたくなりますが、実はすべて同じものを表現しています

大きさの違いが若干ある程度で、医学的にどの大きさだとアクロコルドン、これ以上大きければスキンタッグ…のような明確な違いはありません。

「軟性線維腫」は、両者の日本名と思っていただけたら問題ありません。

アクロコルドンとスキンタッグはどうして2つの名称があるのでしょうか?

私なりの見解ですが、この「首いぼ」には、大きく2つのタイプがあります。

①「ぺたっ」として盛り上がりの少ないタイプ
②「ぴょこっ」と飛び出ているタイプ

「ぺたっ」とタイプ=アクロコルドン

「ぴょこっ」とタイプ=スキンタッグ
と考えると、イメージしやすいのではないでしょうか?

「ぺたっ」とタイプ・アクロコルドン

皮膚の表面に、平坦な茶色い少し隆起したイボがある、おはじきのようなイメージです。

首イボ治療

「ぴょこっ」とタイプ・スキンタッグ

1つ1つのイボが飛び出ていて、首の皮膚とつながっているところは細いです。

首イボ種類

引っ張れば取れそうなのに取れない

「ぺたっ」とタイプのアクロコルドンは、1~2㎜ぐらいまでの円形で、薄茶色~茶色をしています。

3㎜を超えるような大きなものが首にできることはまれな印象です。

ただし、首全体にたくさん出ることが特徴的。多い人ですと首だけで200個近く出ることもあります。

一方、「ぴょこっ」とタイプのスキンタッグは、本当に皮膚からぴょこっと飛び出ていて、引っ張れると取れそうな印象です。

しかし、引っ張っても取れません。こちらの方がゆっくり大きくなる事が多いです。

首イボがうつる?うつらない?増える?

「ぺたっ」とタイプ、「ぴょこっ」とタイプともに、できやすい体質の人では、刺激によって増えてしまうものです。ウイルス性ではありませんので、触ったからうつるということはありません。

皮膚のどのくらいの深さにあるの?

「ぺたっ」とタイプ・「ぴょこっ」とタイプともに、外側に向かって成長しようとするものですから、やはりこちらも皮膚の上に乗っているものになります。

首イボ治療をうけたいけれど傷が残らない?

先ほどの脂漏性角化症と同様、表面にのっかっているようなものなので、傷跡が残る可能性はとても低いです。

悪いものなら心配だけど…皮膚がんの危険は?

こちらもご安心ください。良性のできものなので、ガン化することはありません。

治療するかどうかは、美容的な見た目の問題なので、この後の治療のデメリットなどもしっかり読んで検討することをオススメします。

首イボの治療方法

方法は3つあります。

・保険診療での液体窒素

・自費診療の炭酸ガスレーザー

・そしておすすめはDr.mikoメソッド

液体窒素療法は、「ぺたっ」とタイプにはお勧めできません。イボの2~3倍大きさのシミができてしまいます。

「ぴょこっ」とタイプにも、液体窒素はやや効果不足。

しかも、液体窒素を用いた保険治療は、治療回数・通院回数がイボの数が多いと数十回と多くなり大変です。

炭酸ガスレーザーも、平均的な人でも40個以上、多い人ですと200個以上あるイボ1つ1つに注射で麻酔をしていくことを考えたら…痛くてとても大変です。自費治療ですから、費用も一体いくらになることやら…。

首イボの治療にオススメな治療法はmikoメソッドになります。
「ぺたっ」とタイプ、「ぴょこっ」とタイプともに1回の治療で取れます。

首イボ治療のmikoメソッドとは
mikoメソッドとは

3.懸垂性線維腫(ソフトファイブローマ)

懸垂性線維腫は首などにできた、良性のイボが垂れ下がったようになったものです。

皮膚の一部が変化したもので、加齢と共に増加する傾向があります。

ただし個人差があり、高齢者でも殆どできない人もいるため遺伝的な要素も影響していると考えられています。

ウイルス性のイボではないため、他人に移ったり、他の部分に広がったりはしません。アクロコルドンやスキンタッグと比べると少し大きくなったものを懸垂性線維腫として区別しています。

全てのアクロコルドンがこのように大きくなるわけではなく、体の中で1つ2つ大きなものがある…という人がいらっしゃる程度です。

治療は、このくらい大きくなっていると外科的に「手術」ということになります。

手術…と聞くと、なんとなく怖いですよね。でもご安心ください。

懸垂性線維腫は垂れ下がっている部分は大きくても、首とくっついている部分はわずか数ミリと小さいため、手術で取ったとしても、傷も2~3㎜ぐらいですむことがほとんどです。

2~3㎜くらいだと、ひっかき傷みたいなものですよね。

------------お知らせ------------

FLALU&AdeBクリニックでは、首イボ治療が得意なドクターが在籍しています。

年齢・性別に関わらず気になる首イボのことはFLALU&AdeBクリニックにお任せください。

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