毛穴の開きの原因⑤ 老化による皮脂の変化
皮膚の構成を大まかに説明すると、
不飽和脂肪酸と
飽和脂肪酸の2種類で構成されています。年齢を重ねると2つの脂肪酸の割合が変化し、毛穴の開きの原因に繋がります。
・不飽和脂肪酸→常温では液体でサラサラしている
・飽和脂肪酸→常温ではドロドロしていて個体に近い状態
本来は、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のバランスよく分泌されることで、肌全体に潤いが広がり表面に留まることが可能です。
しかし、年齢を重ねるごとに
脂肪酸のバランスが崩れ、ドロドロとした飽和脂肪酸の割合が増えてしまう傾向にあります。
加齢と共に飽和脂肪酸の割合が増えていくのは、男女ともに共通ではありますが、女性よりも男性の方が分泌量が多いです。
女性は皮脂量自体が減少していきますので、顔全体に潤いが行き渡らずに皮脂による保護膜のムラができてしまいます。
そのため乾燥したり、外からの刺激から上手く肌を守れなくなります。
その結果として、肌の乾燥や汚れの蓄積、肌のたるみなどが起こり、毛穴が目立って見えたり、開ききったまま戻らない状態になります。