首や脇の下のイボ|軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の原因・除去する治療法

軟性線維腫

軟性線維腫とは、首や脇の下などにできやすい良性のイボで、アクロコルドン、スキンタッグ、スキンタグなどとも呼ばれています。

大きさは1〜3mm程度のものが多く、色は褐色系で、皮膚表面から少し飛び出た形状をしているのが特徴です。

これらは良性の皮膚腫瘍の一種のため、感染症はなく特に心配な病気ではありませんが、衣類で擦れてしまったりネックレスに引っかかってしまったりなどが原因で炎症を起こすことがあります。

また症状が現れたばかりの頃は小さな軟性線維腫ですが年齢とともに少しずつ大きくなったり、数が増えることがあります

そのため年齢を重ねると徐々に軟性線維腫は目立ってくる可能性が高いのです。

治療方法としては、「液体窒素」や「CO2レーザー」や「物理的に切除」する方法があります。

軟性線維腫(アクロコルドン)を除去

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の種類と原因

軟性線維腫は3型に分けられます。

①アクロコルドン
②直径2mm、長さ5mm程の細長いもの
③直径1cm以上の下垂性腫瘍(下垂性線維腫)
(※引用元 皮膚科学第10版729ページ参照)

大きさの違いによって呼び方が異なってきますが、全て良性のものでガン化する可能性も低く、医学的に明確な違いはありません。

クリニックにご来院される患者様にカウンセリングをした際によく耳にするのが

・20代から30代にかけて海でたくさん日焼けをした。30代になったら突然イボ(軟性線維腫)ができ始めた。
・妊娠、出産をしたら急にイボ(軟性線維腫)ができ始めた。
・年齢を重ねるごとに少しずつ増えてきた。
・小さいイボ(軟性線維腫)がポツポツとでき始め、気になりよく触るようになったら数がさらに増えてきた気がする。

ということです。

これらの軟性線維腫ができる原因は、

・遺伝的な体質
・服やアクセサリー、手で触れることなどで起こる摩擦による刺激
・紫外線による刺激

などがあげられます。

ご両親や祖父母、叔母さんなどあなたの身近な親族の方で軟性線維腫ができている方がいる場合は体質を遺伝的に受け継いでいる可能性が高いです。

また上記のように体質によってできる人もいますがそれとは別の原因として刺激によって軟性線維腫ができてしまう方もいらっしゃいます

様々なイボのイラスト

例えば、ネックレスを常に付けて生活をしている方やハイネックの服を頻繁に着る方などは、日常生活において常に刺激が加わっている状態になるので、今までなかった軟性線維腫が急にできることもあります。

逆に体質的に軟性線維腫ができやすい方でも刺激を予防することができれば軟性線維腫ができるのを予防することも可能です。

フラルクリニックでは、イボの種類を見極めたうえで適切な治療方法をご提案させていただきます。気になる方は、以下のリンクからご予約くださいませ。

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)ができやすい部位

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)ができやすい体の部位は、一般的に「首・脇・胸」とされています。

軟性線維腫ができやすい部位

ただし、このタイプのイボは摩擦をよく受ける場所に生じやすく、発生部位がこれらに限定されるわけではありません。

実際には首・脇・胸に加え、そけい部や腹部のベルト周り、アクセサリーが擦れやすいデコルテなど、日常的に摩擦が起きやすい部位によく見られます。

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は自分で取ることはできるの?

「軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は自分で除去できるの?」と気になる方も多いかと思います。

クリニックを受診される患者さまの中にも、よく「首イボを引っ張ったら取れた」「ネックレスに引っかかって取れてしまった」という方もいます。

結論から言いますと、ぴょこっとしたタイプの軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は取ろうと思えば自分で取れるものです。

しかし、自分で取った場合は衛生面で心配な部分があります。取ったあとにケアをしっかりしていないと、感染し傷口が化膿してしまう可能性があります。 また、軟性線維腫を取る際には痛みが伴うため、麻酔などで痛みの軽減をせずに除去するのはかなり辛い部分があるかと思います。

跡残りなくキレイに、かつ痛みを極力減らして安全にイボを取るためには、自分で除去するのではなく、クリニックを受診し治療されることをおすすめします。

自宅でできるイボの対策としては「イボコロリ」が思いつくかと思います。 ただ、イボコロリはウイルス性のイボには効果を発揮してくれることはありますが、軟性線維腫のような良性のイボに対しては効果を出してくれる可能性は低いです。

Dr.mikoのワンポイントアドバイス

過去に、気になる首イボを引っ張ったりいじったりを繰り返し、赤く大きく腫れてしまった患者さまがいらっしゃいました。また、大きな首イボをご自身で取った時に出血が止まらず受診された方もいらっしゃいます。
予想外のトラブルが起きることもありますので、首イボ除去はご自身で無理をせず、クリニックへお任せください。

ドバイザーの写真

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の保険治療と自費治療について

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の治療は、凍結療法(液体窒素)のように保険で行えるものと、レーザー治療などのように治療回数の負担や仕上がりを優先するため自費で行うものがあります。

どちらが向いているかは、「数」「部位」「どこまでキレイにしたいか」で変わりますので、診察時にご希望を伺って決めていきます。

首まわりには、軟性線維腫だけでなく脂漏性角化症(老人性のイボ)、ウイルス性イボなどが混ざっていることも少なくありません。写真では同じように見えても、治療の方法や回数が変わることがあります。

・表面がザラザラして広がる:脂漏性角化症のことが多い
・トゲトゲしている、手足にもある:ウイルス性イボのことが多い
・細い茎でぶら下がっている:大きめの軟性線維腫の可能性を疑う

また、ごく稀に悪性のイボの可能性もあるため、気になる場合は医師に診察してもらうと安心です。

miko先生の診察

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の治療法の選び方の目安

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は、症状の広がりや治療方針によって、最適な治療法が異なります。以下は一般的な目安です。

保険診療の範囲で少しずつ取りたい場合

液体窒素による凍結治療を2週間前後おきに数回行います。時間をかけて徐々に除去していく方法です。

数が少なく、自費診療でも1回でしっかり取りきりたい場合

炭酸ガス(CO2)レーザーや、医療器具を用いたコールドメス法での切除であれば、短期間で改善が期待できます。

首全体などに細かいイボが多数ある場合

数回に分けて液体窒素治療を行うか、まとめてレーザー治療(自費)を検討します。
特に数が多いケースでは、1回の治療ですべてを取りきれないことがあります。まずは目立たない部分から治療し、様子を見ながら2〜3回に分けて治療していく方法もおすすめです。

5mmを超えるもの・ぶら下がっているイボがある場合

5mm以上のものや細い茎でぶら下がっているタイプは、局所麻酔をして根元から切除したり、CO2レーザーでしっかり蒸散させるなど、より確実な処置が必要になることがあります。

そのぶん、薄いイボの治療に比べて痛みやダウンタイム、費用の目安が変わる場合があります。

イボの大きさで保険診療か自費診療かが切り替わることはありません。どの治療法が適しているかは、実際の状態を確認したうえで判断されますので、診察時に医師へご相談ください。

Dr.mikoのワンポイントアドバイス

5mmを超えたり、ぶら下がる大きな軟性線維腫の特徴として、腫瘍の中に血管が存在していることが挙げられます。
このため、大きなイボの場合は出血の状況によっては、レーザー+縫縮(縫うこと)が必要になるケースもあります。
また、大き目のいぼの場合、悪性の有無を検査することがあり、この検査は保険で行われます。そのため、大きなイボの場合は自費治療と保険治療の両方を取り扱っているクリニックでの受診がおすすめです。

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の治療方法

液体窒素による治療

液体窒素による治療

液体窒素による治療のメリットは、保険で治療が可能ということ。

そのため近くの皮膚科クリニックで治療ができます。

ただし、液体窒素は特性上、一度に多数のイボを効率よく処置することが難しい治療法です。
軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)が多数できている場合、治療完了まで何十回も通わなければならないケースもあることに注意が必要です。

液体窒素による具体的な治療方法を簡単に説明すると「超低温の液体を綿棒に付け、その綿棒を治療するイボに当てていく治療」です。

老人性イボ_治療法__小切開

治療の際は痛みもあり、施術してすぐは一時的に施術前より目立った状態になります。また治療後1〜2週間前後は、かさぶたのように黒くなったり、水ぶくれになる可能性もあります。

また、水ぶくれや血庖ができた際は浴槽内やプール内に患部をつけることができません。

肌質や体質によって、治療時や治療後の反応には違いがあり効果も異なりますが、基本的には1〜2週間位の間隔で数回の治療が必要になることがほとんどのケースで考えられます。

イボ自体の盛り上がりがなくなっても、傷跡や炎症後色素沈着もかなり残りやすく、液体窒素治療によって、治療前よりもより目立つ状態になってしまうこともあります。

液体窒素

「肌の盛り上がりを減らす治療」と考えていただくのに加えて、治療後に再度再発する可能性も考慮に入れておいてください。

これらのリスクを考え、軟性線維腫を液体窒素で治療することを断るクリニックもあります。

炭酸ガスレーザーによる治療方法

炭酸ガスレーザーによるイボ治療

炭酸ガスレーザーとはホクロやイボに対して1つ1つレーザー照射を行い、イボを削り取っていく治療です。

レーザー治療は、やや大きめのイボや顔によくできる脂漏性角化症(老人性イボ)に向いています。

しかし、炭酸ガスレーザーは全てのクリニックにあるわけではなく、どちらかというと自費診療をしっかり行っている限られたクリニックで置いていることが多いです。

そのため、ご自宅の近くの皮膚科でも受けられるという点に関しては液体窒素の治療の方が可能性が高いです。

レーザーを使っての治療の際は、麻酔注射や麻酔クリームを使用していくため治療時の痛みを軽減することができます。顔や首だけではなくデコルテや腹部、胸元などにも炭酸ガスレーザーは使用可能になります。

他の治療と比較すると深く削れてしまう可能性があり色素沈着や傷跡が残ってしまう場合もあるので注意が必要です。

老人性イボ_治療法_炭酸ガスレーザー

首イボや軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)を炭酸ガスレーザーで治療する場合、1個1個の処置に少し時間がかかります。

その理由は、治療するイボ1個1個に痛みを軽減させる麻酔の注射を打たなくてはいけないからです。

麻酔を打たないと痛みが強いため麻酔は必須で、実際に1個のイボに対して麻酔をするのに数十秒はかかり、その後レーザー照射になります。

イボを1個レーザーで治療するのには1〜2分ほどで、実際に50個治療するのに100分ほどの時間がかかってしまいます。

また、保険ではなく自費での治療のため、数が多いと治療費もかなり高額になってしまいます。

平均的にイボ1つ2,000円〜5,000円のところが多くまた再発することを考えるとたくさんのイボを治療する場合にはオススメできません。

顔にできた数個のイボを除去する場合であれば、当院でも治療をおこなっております。

コールドメス法(mikoメソッド)

コールドメス法は、専用の医療器具を用いて軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)を除去していく治療法です。

首イボ治療のmikoメソッド

皮膚科医として20年、軟性線維腫の治療を試行錯誤してきましたが治療をしていく上で大事にしている3つのポイントがあります。

  • 1回で治療が完了できること
  • 良性の2mm以下のイボなら確実に治療できること
  • 傷やシミになる可能性が低い、安全な治療であること

この3点を重視して治療に取り組んでいます。

首にできるポツポツとした軟性線維腫のほとんどが2mm以下になります。中には1mmもない小さな軟性線維腫がほとんど、というケースも多々あります。
そのような小さな首の軟性線維腫を除去する際に「液体窒素」や「炭酸ガスレーザー」で治療する場合は先程の3つのポイントを満たすことはできません。

最も綺麗に首の軟性線維腫を治療する事ができる方法を編み出し「mikoメソッド」として15年以上前から施術を行っています。

50個治療をしても12、3分程度で終わる治療法です。液体窒素のように何度も通院をして治療することもありません(ほとんどの場合は1度で治療が完了します)

さらにフラルクリニックでは下記のような「首や体のイボ治療フルサポート」の仕組みを整え、万全の体制でイボ治療を行っています。

  • 1mm程度の小さなイボでも治療できるアレンジ
  • 治療機器や器具へのこだわり
  • 特注で調合した、塗るだけでしっかり効く麻酔クリーム
  • 治療後に赤みや色素沈着を残さずキレイな首に導くための、アフターケア・自宅での過ごし方のアドバイス

治療の流れとしてはまず初めにスタッフによるカウンセリングを受けていただき、その後ドクターによる診察、治療時の痛み軽減のための麻酔クリームの塗布と麻酔が効くまでの待機をしていただき、その後治療という流れになります。

初めてのご受診の方はカウンセリングから麻酔、治療終了まで1時間〜1時間半ほどお時間を見ていただけたらと思います。また治療費用に関しては次の項目にて細かくご説明をさせていただきます。

軟性線維腫は、一度治療をしても再発する可能性があります。 しかし、ウイルス性のイボとは違うためすぐに再発することは考えにくいです。

年単位でポツポツと小さい軟性線維腫が数個再発してしまう患者様がいらっしゃいますが数個ですと気にならないという方もいらっしゃいますし、メンテナンスとして数個だけ治療をされる患者様もいらっしゃいます。

1度の治療でまとめて治療が可能なことや、炭酸ガスレーザーの治療と比較するとコストパフォーマンスも良いことから「早い、安い、綺麗」の3拍子が揃った良い治療だと思っています。

首イボ治療の予約はこちらから

治療費用

①コールドメス法(mikoメソッド)による治療時の費用

・首イボ1個あたり 1,740円
・首イボ50個まで 36,000円
・首イボ51個目から1個あたり 600円
・麻酔クリーム(顔半分サイズ) 1,500円
・初診料 3,300円
・塗り薬代 450円

[ 治療費の例 ]
初診の患者様で首イボを50個治療される場合首イボ50個まで + 初診料 + 麻酔クリーム + 塗り薬代 =41,700円

になります。

②炭酸ガスレーザーによる治療時の費用

炭酸ガスレーザーでのイボ治療の費用

※レーザー照射費用のほかに

・麻酔クリーム(顔半分以下) 1500円
・麻酔クリーム(顔全体) 1950円
・麻酔注射 600円
・塗り薬 600円

などの費用がかかります。

当院で軟性線維腫を治療する際の流れ

フラル受付

Step1ご予約
インターネットからご予約をお願いいたします。

カウンセリング

Step2ご来院
ご来院時、スタッフが首イボ治療に関する お悩みを伺います。
イボの数や状態をチェックし、 お客様に料金をお伝えさせていただきます。 施術前に価格をお伝えしますので、 追加料金がかかることはございません。

白衣の医師にカウンセリングを受ける30代の女性

Step3麻酔・施術
治療箇所を決めたら、麻酔クリームを塗ります。
(※麻酔の効きかたには個人差がございます。痛みに弱い方は麻酔時間を伸ばすなどの対応をさせていただきます。)
首イボの状態や大きさによって、 mikoメソッド・レーザー・液体窒素の いずれかの方法で治療をおこないます。

首イボ症例1

Step4施術終了
施術後も気になることや、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。 LINEで相談できる体制を整えています。

※治療経過の確認や日常生活のケアの確認のため、治療から2週間後の再診をオススメしています。

※カウンセリングから治療終了までの所要時間は約1時間半ほどになります。お時間に余裕を持った受診計画をお願いいたします。

※ご予約の方が優先となります。ご予約なく受診された場合は待ち時間が長くなったり治療をお受けできない場合もありますのでご了承ください。

※患者様の基礎疾患や体質、皮膚の状態、イボの種類によっては治療をオススメできない場合や治療をお受けできない場合もありますのでご了承ください。

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の再発と予防

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は、いちど治療で取り除いても「できやすい体質」や「皮膚への慢性的な摩擦・圧迫」があると、同じ場所の近くに新しいものが出てくることがあります。

これは取り方が悪かったというより、そもそも首まわりや脇の下などの皮膚が刺激を受けやすい環境にあり、表皮が増殖しやすい人がいるためです。大きな病気ではなく良性の変化なので、見つかったからといって心配しすぎる必要はありません。

老人性イボ_イメージ_原因・ケアと対策1

ただ、どうしてもネックレスがこすれる位置や、襟・下着・ブラのストラップが当たるライン、肌同士が擦れやすい首まわり・わき・そけい部などは、再発しやすい傾向があります。

こうした部位では

  • 首まわりを締め付けすぎない服を選ぶ
  • ネックレスやマスクの紐が同じところに当たり続けないようにする
  • 脇やそけい部など汗をかきやすい季節は、こまめに拭いて摩擦を減らす
  • 乾燥していると擦れやすいため、日常的に保湿しておく

といった日常的なスキンケアで、新しい発生をある程度抑えやすくなります。

また、一度にたくさんできるタイプの方は「完全にゼロの状態を保つ」というよりも、「気になるものが出てきたら数年おきにまとめて処置する」という付き合い方が現実的です。

数や大きさ、できる場所が変わってきた場合はほかの良性腫瘍との見分けが必要なこともあるので、そのときは再び受診して、医師に治療プランを相談すると安心です。

Dr.mikoのワンポイントアドバイス

これまでの経験上、当院で治療をお受けいただいたほとんどの方が、数年単位で首がキレイな状態をキープできているとのことです。先日も「また増えたから久しぶりに来ました~」と、5年ぶりに来院された患者さまがいらっしゃいました。
唯一私が経験した、1年ほどで治療前と同じくらいに首イボが増えた方は…治療後すぐに妊娠された方。
もともと首イボは妊娠・出産などのホルモンバランスが変わるときに出やすい傾向があるため、これほどの短期間で再発したと考えられます。

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)に関するよくある質問​

Q.軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は市販薬や塗り薬で取れますか?

効率的に軟性線維腫を治療したい場合は、クリニックへ相談することが良いかと思われます。

市販薬の種類によっては、イボが改善される可能性はありますが根本的な治療はできません。

理由としてあげられるのが

・正しい方法で使用できていない
・イボの原因を正しく見極められず適した市販薬を選べない
・有効成分の種類や濃度が病院やクリニックの処方薬と異なる

などが挙げられます。

イボを効率的に除去したい方は、市販薬よりも専門のクリニックでの治療をおすすめします。

Q.軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は人にうつりますか

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は、ウイルス性のイボではないため人にうつる心配はありません。

主に首や脇の下にできることが多いですが、ウイルス性のイボの多くは手の指や足の裏、顔や腕など首以外の場所に現れる特徴があります。

そのため、首や脇の下に出る症状に関してはウイルス性のイボである可能性が低いです。

しかし、可能性がゼロではありませんので、ウイルス性であった場合病気の種類によって症状が大きくなる場合もあります。

自己判断で良性の軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)と決めつけずクリニックに受診をして医師に症状を診断してもらうことが1番安全です。

Q.自分で取ったり放置したりしても大丈夫ですか

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は良性のイボです。 見た目が気にならないようであれば症状を放置しても大きな問題はないかと思われます。

ただし、自分で取ることはしないでください。万が一できものの原因が軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)ではなく「ウイルス性のイボ」であった場合周りに広がる可能性があります。

自己判断で処理をしてしまうと症状が悪化してしまう可能性が高くなるのでご注意ください。

Q.軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)の治療の際は痛みがありますか?

基本的に麻酔クリームを塗り、麻酔が効いてからの治療になります。そのため、治療の際はかなり痛みは軽減されるかと思われます。

しかし、注射での局所麻酔とは異なり、麻酔クリームは表面麻酔になります。感覚が完全になくなるわけではありませんので所々チクチクと感じられる患者様もいらっしゃいます。

また稀に体質的に麻酔が効きにくい患者様もいらっしゃいますので、治療の際に痛みが強い場合は、遠慮せずにドクターまたは担当のスタッフにお伝えください。

Q.軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)が癌化することはないですか?

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は良性のイボになります、癌化することは基本的にありません。

Q.軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)を治療するのに最適な季節はありますか?

軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)は一年中治療できますが、首まわりが日焼けしにくい秋〜冬〜早春はとくにおすすめの時期です。

治療後は一時的に赤みやかさぶたが出たり、紫外線の刺激で色素沈着が起こりやすくなるため、夏場など首元が日焼けしやすい季節は「ダウンタイム中にしっかりと紫外線対策ができるか?」を確認してから治療するとよいでしょう。

日焼け対策がきちんとできる方であれば、季節に関係なく治療していただけます。