炎症後色素沈着

ニキビや擦り傷などの炎症が治まった後に、肌に色素が残ってしまったという方は多いのではないでしょうか?それは色素沈着を起こしている可能性が高いです。
本記事では、炎症後色素沈着の原因や予防法、効果的な治療方法について詳しく解説します。
肌の悩みを改善するためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
ニキビや傷が治ったのに、茶色いシミのようなものが残ってしまった...…そんな経験ありませんか?
これは「炎症後色素沈着」という症状で、誰にでも起こりうるものです。せっかく炎症が治まったのに、今度は色素沈着で悩むのはつらいですよね。
でも安心してください。炎症後色素沈着は正しいケアや治療で改善できます。
なぜ起こるのか、どう予防すればいいのか、どんな治療法があるのか——この記事で詳しくお話しします。
もくじ
Toggle炎症後色素沈着とは?

炎症後色素沈着(PIH)とは、ニキビや傷など肌の炎症が治癒した後、肌を守ろうとする過程でメラニンが過剰に生成され、色素が沈着して生じるシミのことです。
PIHは、アジア人を含む色素が多い肌タイプでは目立ちやすく、紫外線によって悪化することもあるため、日焼け止めなどの紫外線対策も重要とされています。
メラニン沈着は一般的に時間の経過とともに薄くなっていきますが、完全に消えるには数カ月以上かかる場合があります。
炎症後色素沈着が起こる原因
炎症後色素沈着の主な原因として、怪我、ニキビ、湿疹、虫刺され、毛抜きやカミソリの使用、やけど、シミ取りレーザー後などが報告されています。
また、患部を頻繁に擦ったり触ったりする「摩擦」も色素沈着を悪化させる要因です。 炎症が軽くても、無意識に触る癖や衣類との摩擦が続くと、慢性的な炎症となり、色素沈着が長引くことがあります。
色素沈着自体は健康に影響を与えはしませんが、美容面で悩む方が多い印象です。
炎症後色素沈着が消えるまでにかかる期間
炎症後色素沈着は、肌のターンオーバーで、徐々に目立たなくなっていきますが、色素沈着の重症度によって、消えるまでにかかる期間は異なってきます。
① 軽度の色素沈着
目安期間:数カ月~1年程度
主にニキビや軽い擦り傷、かぶれなどの症状の場合。 肌のターンオーバーによって少しずつメラニンが排出され、時間とともに薄くなっていくケースが多いです。
② 重度の色素沈着
目安期間:1年以上~数年かかることもある
主に深いニキビ跡、ヤケド、レーザー治療後の炎症による色素沈着の場合。 メラニンが肌の奥にあるため、自然に色素が排出されにくく、長期間残る場合が多いです。
クリニックなどで適切な治療を行わないと、完全に消えないケースもあります。早期に炎症後色素沈着を改善されたい方は、クリニックでの治療をおすすめします。
炎症後色素沈着が治る期間を決める要因
① 紫外線の影響
肌が紫外線を浴びることでメラニンが増え、色素沈着が悪化することがあります。炎症後の肌はバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい状態です。
日焼け止めや帽子・日傘・長袖の活用などで、紫外線予防を日頃から行ってください。
② 肌のターンオーバー
肌のターンオーバーが遅いと、メラニンが上手く排出されず肌に留まってしまうため、色素沈着が長引くケースが多いです。
肌のターンオーバーの遅れにつながる要因としては、加齢や乾燥・生活習慣の乱れなどが挙げられます。
③ 摩擦や刺激
肌を頻繁に触る・擦るなどの癖がある方は、炎症が長引き、色素沈着が悪化することがあります。衣類やマスクの擦れも刺激となるため、注意が必要です。
フラルクリニックでは、炎症後色素沈着の治療をうけたまわっております。気になる色素沈着が見られる方は、以下のボタンリンクからご予約ください。
炎症後色素沈着の治療方法(クリニック)
FLALUクリニックでできる、炎症後色素沈着の治療をご紹介します。
より早く・キレイに炎症後色素沈着を治したい方は、セルフケアよりも、クリニックでの治療をおすすめします。
炎症後色素沈着でお悩みの方に、FLALUクリニックはこれまで数多くの治療を行い、改善に向けた実績を重ねています。
シミクリアセット(FLALUクリニックオリジナル)
肌のシミや色素沈着、くすみ対策を自宅で続けられるように開発された、FLALUクリニック独自のケアセットです。
■セット内容
毎日のケアに取り入れやすいよう、内服薬と外用美容液、さらにクレンジングを組み合わせています。
・トラネキサム酸(内服)
・レアセラム(高濃度ビタミンC誘導体美容液)
・クレンジング
■治療メカニズム
“飲むケア”と“塗るケア”を組み合わせ、肌の内側と外側から同時にアプローチします。
内服でメラニンの生成を抑えつつ、美容液の外用で蓄積したメラニンを減らす、内外ダブルケアです。
■開発背景
「シミクリアセット」は、実際の臨床現場での声から生まれたセットです。
もともとは「肝斑セット」として院内で使用し、2〜3カ月で効果が確認されたため、その後、患者さまのニーズに応えて製品化されました。
■レアセラム(美容液)の特徴
「レアセラム」は、市販品とは一線を画す“浸透力”が特長です。メラノサイト(色素細胞)に直接届くよう設計されており、効率的に美白効果を引き出します。
■適応症例
幅広い色素トラブルに対応できるよう設計されています。
・肝斑
・虫刺され跡
・日焼け跡
・ヤケド跡による色素沈着
・顔全体のくすみ
■期待できる効果
継続的に使うことで肌の変化を実感できます。使用2〜6カ月で、透明感の向上や色むらの改善が期待できます。
■レーザー治療との併用
レーザー治療と組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。
前処置として取り入れると、治療回数の削減や色戻りの予防にもつながります。
■提供方法
ご自宅で安心して使用いただけるよう、オンライン診療と配送体制を整えています。
診療後、必要な製品をご自宅までお届けします。
レーザートーニング
レーザートーニングとは、低出力のレーザーを肌全体に均一に照射し、メラニン色素を少しずつ分解していく治療です。
炎症後色素沈着や肝斑のように、強いレーザーを使うと悪化リスクがある肌のトラブルに適しており、安全性を重視した治療法です。
通常5〜10回の施術を継続することで、徐々に色素沈着が薄くなり、肌全体が明るく均一な状態へと導かれることが期待されます。
ピコトーニング
ピコトーニングとは、従来のレーザートーニングよりも進化した治療で、「ピコ秒レーザー」という非常に短い時間だけ光を当てられる機器を使います。
照射時間が短いため、余分な熱をほとんど与えずに、シミの原因となるメラニンを細かく砕くことができます。
そのため、肌への負担を抑えながら炎症後色素沈着を改善できるのが大きな特徴です。
さらに、ピコトーニングは、メラニン分解にとどまらず、毛穴の引き締めや肌質の向上、ハリ感アップといった美肌効果も期待できます。
レーザートーニングと同様に、理想的な結果を得るには数回の施術が推奨されます。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を活発にし、ターンオーバーのサイクルを整えます。規則正しい角層が新しく誕生するため皮膚のキメが改善します。
またピーリングを繰り返し行うことで蓄積されたメラニンを排出し、色素沈着やくすみを改善する効果があります。
FLALUクリニックのご予約・無料相談は以下のボタンからお願いします。
【ハイドロキノンの使用について】
美白効果のある成分として知られるハイドロキノンは、美白剤などに配合され、広く普及しています。
しかし、人によっては使用により“かぶれ”などの副作用が出ることがあります。
その理由のひとつは、ハイドロキノンが酸化しやすく、刺激性の物質に変化してしまうためです。
また、製剤に含まれる防腐剤や酸化防止剤が刺激となる場合もあります。
こうしたリスクがあるため、使用する際は医師の指導のもと慎重に行うことが大切です。
クリニックでの治療前の注意事項
トレチノインやレチノール配合の化粧品、ニキビ治療薬を使っている方は、当院での治療前1週間は、これらの使用休止をお願いしております。
治療効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを軽減するための大切な準備期間ですので、ご協力をお願いいたします。
炎症後色素沈着の治療方法(日常のケア)

原疾患のコントロール
炎症後色素沈着の原因が湿疹やかぶれにある場合、原疾患のコントロールが必要です。
特に何かに対する接触皮膚炎(かぶれ)が疑われる際は、治療のために塗り薬を使用するだけではなく原因と思われるものを使わないようにすることも大切です。
原疾患(げんしっかん):原疾患とは、ある症状や合併症の原因となる元の病気のことを指します。 (※例えば、腎不全の原因が糖尿病である場合、糖尿病が原疾患となります。)
紫外線対策
紫外線を浴びることで黒色メラニンを生成するメラノサイトが活性化します。
紫外線対策は炎症後色素沈着に限らず、シミ全般のケアにおいては非常に重要となります。
摩擦による炎症の予防
洗顔やクレンジングの際に強く擦りすぎないように注意してください。
また、近年はコロナの影響でマスクを日常生活で使用している方も多いかと思います。摩擦による鼻筋や頬への摩擦も色素沈着には影響を与えます。
・マスク使用時は、肌に優しいガーゼを一枚挟み摩擦を最小限に抑える
などの工夫を行い、摩擦による炎症の予防を心がけましょう。
炎症後色素沈着は正しいケアで改善できます
ニキビや傷の跡に残ってしまった茶色いシミ——炎症後色素沈着は、誰にでも起こりうるものです。
軽度のものなら数カ月から1年ほどで自然に薄くなっていきますが、重度の場合は数年かかることもあります。紫外線や摩擦といった刺激で悪化することもあるため、日常的なケアが大切です。
・日焼け止めをしっかり塗る
・肌を擦らないように気をつける
こうした基本的なケアだけでも、色素沈着の悪化を防ぐことができます。
ただ、もっと早くキレイに治したいという方には、クリニックでの治療という選択肢もおすすめです。
シミクリアセットのような内外からのケアや、レーザートーニング、ピコトーニング、ケミカルピーリングなど、症状に合わせた治療法もあります。
炎症後色素沈着は、正しい知識と適切なケアで改善できるものです。一人で悩まず、まずは相談してみることから始めてみませんか。
FLALUクリニックのご予約・無料相談は以下のリンクからお願いします。
炎症後色素沈着のお悩みに効果的な施術

シミをなくす「フラルスキン」治療
施術が受けられるお店
AdeBクリニック秋田FLALUクリニック大阪梅田院
FLALUクリニック東京浜松町院

シミ取りクリーム
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FLALUクリニック大阪梅田院FLALUクリニック東京浜松町院

シミレーザー治療(フラル式)
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